暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
クラス代表戦と赤い傭兵 後編……ついでにコラボです。
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が突き刺さり爆発した。

「エネルギーを全出力!―――いっけー!」

春奈は心のトリガーを引く。が臨界状態に達して一気に解放された高密度エネルギー体が天を衝く。―――ハズだった。

「……え?」

春菜は何が起きたのかがわからなかった。気がついたときには全身に強い痛みを感じた。

放つ瞬間にGNファングが右のバラエーナに突き刺さり爆発したのだ。

左のバラエーナは無事だったので遮断シールドに直撃したが、突き抜けることはなかった。

「春奈!?」

鈴が駆け寄ってきたが春奈は気を失っていた。

[嬢ちゃんよぉ……さっきのは効いたぜ―――まぁお前さんは生かしておいてやるよ……じゃあなガンダムちゃんよぉ。]

「春奈ッ!」

GNファングが春奈に向けて射出されて彼女を貫かんと迫る。鈴は春奈を無意識に抱きかかえると背中を向けた。

捨て身の盾で春奈を庇う鈴。そして―――

「友を庇うか……いいだろう、その心添えに応えて手を貸してやる。」

鈴にはそんな声が聞こえた。

バリィィィンッ!!

遮断シールドが砕かれ新たな影が突入してきて何かを投擲した。

「クックックッ……なかなか楽しそうなことをやってるじゃねぇか―――サーシェスさんよぉ?」

ガスンッとGNファングを貫いたのは対艦刀。

鈴が恐る恐る振り向くとそこには漆黒の翼を持つ何者かがいた。

[何もんだ……何故俺を知ってやがる。]

「俺か?俺は―――」







「通りすがりのガンダムだ。」






その顔はフルフェイスカバーに覆われて分からない。黒い全身装甲(フル・スキン)そして、特徴的なブレードアンテナ。しかし、その声は鈴がよく知っている男子のものだった。

「……一夏……なの?」
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