第1章〜出会い Encounter〜
第2話
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倒れたりすることは、まずないはず。逆に俺の方がグロッキーするかもしんない。
「じゃあ行くか。迷子になるんじゃねーぞ。」
莉沙は首を竦めながら「はいはい、オカン。」と呆れ気味に言った。
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「着いた、な」
莉沙の家から歩いて1時間ちょい。桜木町から芸大(東京芸大大学院)を通って、カップヌードミュージアムを通ってやっと辿りついたのだ。結構長かった……。バスとか使えばよかったのか……? ま、無事に来られたし、結果オーライということで。相変わらず莉沙はへたばっていない。さすがバスケ部のレギュラーといったところか。それにしても………………
「すご…………!」
デカイな。目の前には観覧車やジェットコースターのレールなど、お伽の国をイメージさせるようなすごいところだった。瞳を小学生のようにきらきらと輝かせる莉沙を横目で見ながら、今回の目的であるコスモパニックの位置を確認。これだけ広いと、迷っても仕方がない。入り口付近でもらったパンフレットで調べると、どうやらブラーノストリートゾーンというところのはじっこにあるよう。遠いけど仕方がない。「おーい行くぞ」と有頂天な莉沙の肩をぽんぽんと叩いて歩いていく。「ちょっ、待ちなさいよ」と追いかけてくる莉沙の声を無視していったら、その4秒後に飛び蹴りをかまされた。
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