花咲学園
不思議な都市
―隠される力 2―
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出来れば心臓だけでも静かにさせたいんですけど←
グラン「あ、はい」
合図とか「開けるよ」とかそういう事を言わなかった御門先生の後を追ってグランディーネがあたしの手を引っ張ると、
逃げる事も出来なくてちゃんとドアを閉めると嫌な視線を無視してグランディーネの横に立った
御門「お〜い、ホームルーム始めるぞー。
まずは転入生を紹介する」
チョークを持った先生が黒板にあたしとグランディーネの名前を書いていく
御門「はい、右がランさんで左が水蓮寺萌依さんだ。」
・・・よし、そのままあたしを椅子に座らせて下さい←
御門「それじゃあ・・・自己紹介でもして貰おうかな」
・・・先生、呪うよ?
まじで先生呪うよ?
先生が水飲んでる時にでも水の飲みすぎて殺すよ??!
御門「どっちからでもいいからどうぞ」
萌依『先言え』
グラン『うっわあ・・・普通はそっちからでしょ!?』
萌依『先・言・え』
ニコッと微笑んだまま頭の中で言うと眉間に皺を寄せたグランディーネが小さく溜息をついて言った
グラン「えっと・・・初めましてランって言います、早く馴染めるように頑張りますのでよろしくお願いします」
グランディーネが軽くお辞儀をするとクラス中から拍手が起こると、小さく肘で突っついたグランディーネに頭の中で嫌味を言いまくると一つ溜息をついてから静かに顔をあげた
萌依「水蓮寺萌依です。」
あたしが自分の名前だけを言うと、
クラス中が一気にシーンと静かになってあたしの隣にいたグランディーネがひたすら笑いを堪えていた
御門「・・・えと、はい、拍手」
先生の声でようやく拍手が起こると
声からして焦っている御門先生が生徒簿を見ながら言った
御門「えっとー・・・二人の席だけど・・・窓側の一番後ろとその前が空いてるんだけど、どっちがいいかな?」
グラン「どt((「後ろ」・・・ですよねー」
そう言って教卓の横から空いた席に向かって歩き出すと、
あたしの後ろで苦笑いをするグランディーネが分かってたように前の席に座る
御門「・・・あ、えと・・・まあこれで紹介も終わって次は連絡事項だ」
「なあにあの子・・・感じワル〜」
「上から目線って感じー」
「性格さえどうにかなればいいんだけどな〜」
「一緒にいるやつが可哀想とか思わねーのか?」
「さあな」
周りから聞こえ始めるうざい声に、
あたしはひたすら無視した
こんなのもう慣れたから。
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