幻想入り、そして修行
東方変形葉3話「修行開始!」
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るらしいから遊び道具に使えるな。今まで作ってきた人形も何体かある。部屋に飾ろう。あっそうだ!藍に料理を教えてもらおう!そろそろ夕食の準備をするかもだし。
「藍、ちょっといいかな?」
「なんだ?」
「料理をおしえてほしいんだ。」
すると、藍は目を輝かした。
「いいぞ。よろこんで教えよう!」
「よっし!ありがとう、藍。」
あっさりとOKしてくれた。
ちなみに今日の夕飯はハンバーグだそうだ。俺も何度か作ったことがあるが、どうしても食堂みたいなジューシーなやつができないんだ。そう藍に言ったら、「それはね・・・」と優しく丁寧に教えてくれた。
おかげでとてもジューシーなハンバーグを作ることができた。
「紫様―、橙―、夕ご飯ができましたよー」
「わーい!ハンバーグだー!」
「おいしそうね。」
ハンバーグはとても好評だった。
自室にもどり、藍から教えてもらったことをノートに書く。ちょうど書き終わった時、橙が遊びに来た。
「あっそぼー!」
「いらっしゃい、橙。」
「わあーっ、かわいいお人形がいっぱい置いてある―!」
しまう場所がないから飾ったのはいいものの、やっぱりちょっと恥ずかしいな。あ、そうだ。
「オセロあるんだけど、する?」
「うん!わたしオセロ得意なんだー!あ、罰ゲームありで!」
「別にいいけど、どんな罰ゲームにするの?」
「う〜ん、勝った方が一回だけ命令する!いつも遊ぶときはこうしよう!」
橙はいい子だから、痛い罰はしないだろう。たぶん。
・・・まさか25戦して全敗するとは思わなかった。囲碁とか将棋は得意なんだけどなー。オセロだけはなぜか出来ない。
「で、どんな命令を出すの?」
「うーんと、じゃあ・・・・」
何だろう、もしかしてジュース買ってきてとか?お菓子ちょうだいとか?
「一緒にお風呂入ろう!」
なるほどー、そうかそうかってえええええええええええええええ!?
あまりにも予想外すぎる内容だったので心の中で叫んでしまった。無垢な少女だからできる命令だな・・・
命令なので断ることはできない。仕方ないか。
橙の髪をタオルで優しくふく。ここにはドライヤーはないので、しっかりとふかなければならない。
橙の目はかなりうとうとしていた。眠いのかな。
「橙、眠いの?」
「うん・・・ふにゃぁぁぁぁ」
可愛らしくあくびをした。
「立てる?」
「むり〜。だっこして〜」
仕方ない。よっこいしょっと。
「うぅ〜ん・・・すぅ〜」
寝息が聞こえてきた。昨日からの約束(というか命令)なので、自室に戻り、布団に橙を寝かす。布団を2つ用意したかったのだが、「あったかかったからずっとくっついて寝よー」と言ってきたので、あきらめた。
「仲いいわね。」
「あ、紫。とてもなついてくれ
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