幻想入り、そして修行
東方変形葉3話「修行開始!」
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、紫がある質問をした。
「・・・ところで、どうして私が人間界で住んではいけないと言った時、すんなりと受け入れたのかしら?家族とか、友人のこととかは考えなかったの?
「・・・この幻想郷に連れてこられる前から、俺の能力はもうどんなのなのか把握できていたんだ。つまり、この能力の恐ろしさを理解していたんだ。だから、この能力を封印して、周りに影響が出ないように友達は作らなかったんだ。怪しまれないように交流はしていたけど。ちなみに俺の親は・・・・3年ほど前に亡くなったよ。」
紫は目をまるくした。亡くなっていたとは知らなかったようだ。
「(もう少し調べておけば、彼自らそんなことを言わせなくて済んだのに、私ってば、まだまだね・・・)」
紫は少し悲しげな顔をした。
「三年前・・・からまさか自分で生活をしていたというの?」
「ああ。支援施設で生活援護を受けてもよかったんだけど、さっき言ったとおり、影響を出さないために自分の家で、両親の遺産で暮らしていたんだ。あとこっそり仕事もしてたからね。」
「その仕事というのは、人形をつくること?」
「ああ。よく気が付いたね。」
さすが紫。
「あなたに作ってもらったって喜びながら橙がみせてくれたけれど、あの人形、相当経験をつまないとあんなにかわいくできないわ。それも10分で作ったんでしょう?」
「まあ、千体以上作ってきたから、そのぐらいはね。」
「・・・そういえば、私たちと暮らすこととなった時、私たちに影響がでるとはかんがえなかったの?」
なるほど、確かにその疑問は当たり前だ。うすうす考えてはいたが、紫が境界を操れるということを聞いた時、俺の考えは確実に変わったのだ。。
「考えたけど、たぶんその必要はないだろうと思ったんだ。」
「どうして?」
「俺を連れてくる前から俺の能力はわかっていたんでしょ?だったら話は早いよ。俺の能力がわかっていたということは、その能力がとても恐ろしいこともわかっているはずだ。それでつれてくるにあたって何もしないわけがないじゃないか。術やらなんやらで俺の能力を暴走させなくしているとおもったんだよ。」
「・・・なかなかの推測じゃない、感心したわ。あなたの言うとおり、ここには変化と不変の境界という結界を張っているわ。それもあなたにしか効かない。それで安心して暮らしていいのよと伝えたかったの。」
「ありがとう、紫。」
修行は一日二時間でいいらしく、あとは家事を手伝うなり、遊んだりなにをしてもいいと言ってくれた。紫にあることを頼むと、「まかせて!」とはりきって頼んだことをしてくれた。そのあることとは・・・
「よっと・・・これでいいかしら?」
「ああ。ありがとう。」
紫に頼んで、俺の家にあったものを持ってきてもらった。スキマって便利だよな・・・
オセロは橙も知ってい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ