10円舞曲ーtranquillo(静かに)
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「それじゃあ試してみる?」
「もちろんさ!Allegro(速く)♪!」
僕は突進しながら『マジシャンイリュージョン』を発動。Allegroも入れているので超高速のスピードだ。しかし…アスナの細剣もそのスピードに慣れたのか、マジシャンイリュージョンに合わせて剣でガードしようとする。だが僕は…
「それを待ってた…♪a tempo (元の速さで)♪!」
「??」
次の瞬間大鎌の速度が落ちる。アスナ速くし過ぎたガードをみてから剣のない横腹のところを切りにかかる。アスナは慌てて立て直そうとするが、『マジシャンイリュージョン』の速度はもともと速いのだ。ガードが間に合わず…
横切りがきまり…
僕の前にウィナーの文字が出る。
「いっちょあがりだね♪」
「どういうこと…?遅かったのに体が反応しなかった?」
「その答え合わせは明日やってあげるよ。」
僕は呆然とするアスナをみてスタジアムを去って行った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次の日、僕とキリトとアスナは血盟騎士団本部にいた。
「え??これで地味なの?」
キリトがいつもの黒ずくめではなく血盟騎士団のユニフォームをきている。ちなみに僕はいつもどうり黒のジーンズに黒のシャツ、明るい赤のコートである。
「…wwwキリト…wwwよく似合ってるよ♪www最高www歌えないやwwwお腹痛い、」
「くそ!スノーに笑われるのが一番腹がたつ…」
「僕は勝ったからね!」
それを言ったらアスナが尋ねてきた。
「そういえば、昨日なんで私は防御出来なかったの?」
「ああ、それのこと?」
僕は説明を始めた。
「僕は緩急を使ったのさ。」
「緩急ってあのスピードを変えること?」
「そう、僕は昨日のデュエル、『マジシャンイリュージョン』、Allegro、Allegrissimo、Allegro付きの『マジシャンイリュージョン』を使った。でも…」
「a tempo…だっけ?」
「そう!a tempoは音楽記号ではもとの速さでという意味。つまり奏剣スキルでは剣速をもとの速さに戻す。という意味になる。んでここで話の核心になる。」
僕は一回話の間を置く。
「アスナ、君はアレグロ付きのマジシャンイリュージョンの速度をガードしようとした。しかし僕はその瞬間速度を大幅に落とした。そうすることにより、君は急激な緩急に脳が追いつかなくなり、ああなったってこと。簡単に噛み砕くと野球で言うチェンジアップ。テニスやバスケで言うチェンジアンドペースみたいな感じだね。」
「ふーん…なるほどね…」
アスナは一応納得したみたいだった。僕は切り替えて、
「さ!ギルドの集会?だっけ始まるみたいだから行こう?キリトは
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