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IS学園潜入任務〜リア充観察記録〜
怪異の巣窟 中編
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「『IS学園生徒会長』…!?」




 最悪だ。この学園の人間の中で、織斑千冬の次に会いたくない人間に出会っちまった…



「御名答♪」


 
 こっちの気持ちを知ってか知らずか、眼前の少女は笑顔で答え、手に持った扇子を開く。開かれた扇子には『真打☆登場』の文字が書かれていた… 




―――IS学園生徒会長


―――IS操縦者ロシア国家代表…


―――日本お抱えの暗部一族『更識家』現当主…


―――彼女の名は…



「『更識楯無』かッ!!」


「初めまして、そしてこんばんわ熊さん。後ろめたいことが無かったら、ちょっと話を聞かせて貰えるかしら?」


「……嫌だと言ったら…?」


「ふふッ♪」



―――世界最強の次に遭遇したくなかった、学園最強。そんな彼女が取り出した扇子に書かれた、『見敵必殺』の文字を目にした彼は…



「戦略的撤退!!」

「あ、ちょッ!?」



―――脱兎の如く、逃げ出した……熊のきぐるみ着たままで…

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