第三把 決心
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話してないもん、プリキュアのこと。」
「そうなの?なら早く話してあげなさい。じゃあ私はご飯の支度してるから。」
「あ、うん。わかった。」
え、ご、ごはん。えっと、プリキュア。あ、あっと、えっと。
「あ、じゃあここ座って!今飲み物持ってくるからね!」
「は、はい!」
・・・ち、ちくしょう。ちょっと話を聞くくらいのつもりだったのに、というかそもそもココに向かう途中で色々考えようと思ったのに。質問とか、なんかこう色々。と、とにかく心の準備が出来ていない!なんでこんな展開が早いんだ!あ、戻ってきた。
「はい、麦茶です・・・。あとこれ、チョコとかクッキーとか。よかったらどうぞ。」
「は、はい。」
ま、またおもてなし。今度は別に私が兼ねてより食べたかったものではない(因みに今はマカロンが食べたい)。それより私はまだ「は、はい」としか喋っていないぞ。ど、どうしよう、何から話そう。
「えっと、会いにきてくれてありがとう!とりあえず連絡だけでもよかったんだけど、まさか直接会いに来てくれるなんて。」
「いや、電話の使い方がわからなかったから・・・。」
くい気味で何言ってんだ私は!嫌われたいのか!
「へっ!は!」
ほら困っちゃってるじゃない彼女!落ち着いて私!
「そしたらたまたまさっきの人が通りかかって。連れてきてくれた。」
「それでシープと一緒に!ああ・・・ごめん、携帯の使い方とか設定とか、何も教えてなかった・・・。うっかりしてた。」
「いや、も、もういいよ。済んだことだし。」
「う、うん、ありがとう。」
よ、よし。とりあえず事務的な話は終わった。なんだ、話せるじゃないか、私。いける、いけるぞ!
「そ、それより!」
「え!う、うん!」
こ、声がでかすぎた・・・き、気にするな!とっととプリキュアの話をしてもらわなきゃ!そのために来たんだ!
「プ、プリキュアの話・・・聞かせてもらえますか。」
よし!!!言えた!!
「う、うん!わかった!」
わかったあああ!!
「お、お願いします。」
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「という所かな・・・。一気に説明しちゃったけど、何か質問はある?」
・・・・・・いや、質問ある?じゃない。質問だらけだ!!今聞いたすべてのことはあまりにも私が生きていた世界と違いすぎる!すべてを理解せずとも、ただ鵜呑みにしてしまえば楽かもしれない。しかしこれは人生を左右する話・・・。気軽に信じて着いて行ってしまっていいのかは分からない!ひとつひとつ・・・質問していくしかない。幸いこの空間は時間に縛られないらしいし・・・。ひとつひとつ・・・。
彼女は最初にこう言った。
「じゃあ、まずプリキュ
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