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東方攻勢録
第七話
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ドを取り出すと、静かに目を閉じてカードに念を入れ始める。
 しばらくするとカードから青い光が漏れ始めた。カードには少しずつ絵柄が移され、文字も大きく写り込んでいく。そこには決意『守ると決めた日』と書かれていた。

「……ただいま」
 スペルカードが完全な光を宿した後、俊司はみんなのもとに帰ってきていた。
「俊司さん……」
「ごめん妖夢。俺はもう大丈夫だからさ。」
 そう言って笑顔を返す俊司。それを見た妖夢達は静かに安堵の溜息を漏らしていた。
 その後、俊司達はお茶を飲みながらつかの間の休息を楽しんだ。まだ挨拶をしていなかったフランもいつの間にか参加しており、俊司の横をべったりくっついて離れようとしていなかった。そんな彼女を妖夢が羨ましそうに見ていたのは言うまでもないが。
 ティータイムを終えると、俊司と妖夢は次の目的地である守矢神社に向かうことにした。紅魔館を出る際にレミリアに天界への攻撃の事を伝え協力を仰いでみると、レミリアは当然のように協力してくれると言ってくれた。それまではしばらく別行動になるらしいが、主に相手の戦力確認と対策を考えるとのことだ。しばらくは革命軍の侵攻もないだろうし、なにか起きない限りはピンチにならないだろう。
 俊司は改めてよろしくお願いしますと頭を下げてから、守矢神社に向かうのであった。

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