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東方変形葉
幻想入り、そして修行
東方変形葉2話「日常のはじまり」
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自分の部屋にもどり、数時間前に頼まれた橙の人形を作りはじめる。なぜか部屋には裁縫道具がそろっていたため、作る分には大丈夫なのだが・・・
「うーん、やっぱり本人にモデルになってもらおう。変になっちゃったら申し訳ないし」
というわけで橙を呼びに行こうと思ったら、「あそびにきたよー」と橙がやってきた。
「あっ橙、いいところにきたね。頼みたいことがあるのだけれど」
「なーに?」
「モデルになってくれない?」
「え!?」
みるみる顔が赤くなっていく。いったい何をかんがえているのだろう・・・
「ああ、説明が簡単すぎたな。人形を作るから、それのモデルになってほしいんだ」
「あっああ〜、なんだ、そういう意味なんだ。わかった!わたし、がんばってモデルになる!」
あっさりとOKしてくれた。


よし完成!
「できた!」
「えっ早!まだ十分ぐらいしかたってないよ!?」
「まあいつも作っていたからね、このぐらいできないと。はい橙、あげる」
「わーい!ありがとう!すごくかわいくできてる!」
そう言いながら俺の膝の上にのってきた。軽いな・・・。ほめてくれたので頭を撫でてあげる。
「じゃあなにして遊ぶ?」
「えーっと、じゃあトランプ!勝った方が一度命令できる罰ゲームありで!」
このあと、お風呂が沸いたよと伝えに来た藍が、思わず身を引くほど白熱していたとさ。
結果は33勝59敗・・・強すぎる・・・


お風呂から出ると、橙が命令の内容を伝えてきた。
「今日から、一緒に寝よ!」と・・・。
なんでも、一人で寝るのはさみしいからだという。猫だから?子供だから?


二十二時、布団が一つのため、密着する感じになってしまった。さすがの俺でも、相手が子供とはいえ、こういうシチュはどきどきする。だが、そんな「心臓が破裂する〜〜っ!うっ☆うっ☆があああ!」って感じじゃないけどね。
「それにしても、ユーミくんの修行って何をするんだろうね」
「なんだろうね、たのしみだな」
お互い笑いをこぼしながら布団の中で話をする。
しばらくして、橙の寝息が聞こえてきた。

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