第二十六話
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なってた人の言う通りだ。
力を持つには覚悟が必要……でも私は力に飲まれたりしない。絶対に……!
「は、はははは……なぜ神は自身を殺す程の力を秘めた神器を……そしてなぜあの者共はこのような絶対の力を残していったのだ……?」
ロキは黒く炭のようになっており……その足元からボロボロと崩れていっている。
「そんなの、わからない。でも天使を残した人に関してなら少しだけわかる気がする」
隣でヴァーリちゃんがそう言う。
「天使を残していった人達は……こんな事が起こる事を予期してたんだと思う、何でかは知らないけど……」
「そしてその対策として自分達じゃなくて自分達の力の源である天使を封印する形でこの世界に残した……」
「…………そうか、あの、時喰みの魔女か……なるほど、奴ならこうなる事がわかっていてもおかしくはない……」
時喰みの魔女?一体誰の事なんだろう……?
「…………これはせめてもの良心だ、教えておいてやろう。天使は全てが全て、優しい物ではない。時を操る天使、奴には気をつけろ、奴は……何を考えているのかまったくわからんからな……」
そう言ってロキは消滅した。
「時を操る天使?」
「そんな天使もいるんだね……」
でも、気をつけろってどういう事なんだろう……。
この時はこうとしか考えられなかったが……でも私は後にこの言葉を自分で実感する事になる。
時を操る天使、刻々帝の事を……。
SIDE OUT
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