序章・舞い降りた戦士達
第二話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そして、彼が叫ぶと甲羅の上にグラントータスの右肩についているのと同型のキャノン砲を装備した亀型ロボットが召喚された。それはホバー移動で亀という見た目に反する速度でグラントータスに近付いて行く。そして、上空へと飛び上がり、脚部が収納されると甲羅が左右に分かれた。キャノン砲は左側についている。そして、それはグラントータスの上に被さり、亀の頭が下に下がって胸部の装甲となり、さらにグラントータスの頭にヘルメットが被され、マスクが閉じた。
「フォームアップ!装甲合体!!グラントータス!!」
これこそ、グラントータスとブレイブタートルが合体した姿『装甲グラントータス』である。
「そっちも合体だと!?しかも恰好いいバンク付き!?」
またしても変な所で慄く神奈。だが、直様気を取り直す。
「だが、大きさはこっちの方が上だ!!!」
神奈はゴーレムを操作し、その拳をグラントータスに向かって振り下ろさせた。
「とうっ!!」
だが、グラントータスはそれをジャンプして回避する。
「でやあああああああ!!!」
さらに、ゴーレムの頭部に向かって拳を繰り出した。それにより、ゴーレムの頭が粉砕される。
「馬鹿な!?合体した事で防御力は上がっているハズだぞ!?だが!!!」
合体したグラントータスの拳の威力に驚愕する神奈であったが、直ぐに破損箇所を再生させる。
「なら、こいつはどうじゃ!ダブルグランキャノン!!!」
すると、グラントータスは少し距離をとり、両肩のキャノン砲を発射した。それはゴーレムの胸に当たり、岩を抉るとクリスタルを露出させる。
「こいつでトドメじゃ!グランハルバード!!!」
すると、グラントータスは背中から巨大なハルバードを取り出し、地面に突き立てた。
「グランハルバード!チャージアップ!!」
すると、グランハルバードが大地のエネルギーを受けてダイヤモンドのように輝く。
「うおおおおおおおお!!!」
そして、グラントータスはグランハルバードを構えると、ゴーレムに向かって突撃した。
「でやあああああああ!!!」
そして、グランハルバードを振り下ろし、ゴーレムをクリスタルもろとも真っ二つに切り裂いた。コアであるクリスタルを破壊されたゴーレムはそのまま再生する事なく、砕け散ったのであった。
「あれは・・・」
その光景を見た神奈は、敗北にショックを受けるよりも、忘れていた物を思い出していた。
(そうだ・・・私がこの力を神に注文したのは、グラントータスみたいなロボット・・・勇者シリーズが好きだったからだ。なのに、何で忘れてしまっていたんだ・・・)
そこで、彼は思い出した。転成する直前の神との会話を。
「おぬし。本当にハー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ