暁 〜小説投稿サイト〜
副部隊長と戦技教導官の色ボケな日々
<2:if編>
フェイトの場合 CASE−1
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ルグの話ってなんなのかな?」

「えっ・・・。 あ・・・うん」

フェイトに問いかけられ、ゲオルグは言葉に詰まって俯いてしまう。
そんなゲオルグの様子を見ていたフェイトは不思議そうに首を傾げる。
しばらくすると、ゲオルグはどこか決意を秘めたような表情で顔をあげる。

「とりあえず、すわらない?」

「うん、そうだね」

固い口調で言うゲオルグの言葉に対して、フェイトが小さく頷き
2人は先ほどまでゲオルグが座っていたベンチに並んで座る。

「フェイト」

「うん、なにかな?」

ベンチに座ってしばらくは再び俯いて黙っていたゲオルグだったが、
顔をあげフェイトの方を向いて声をかける。
微笑を浮かべたフェイトが頷くと、ゲオルグは先を続ける。

「あのね、フェイト」

「うん」

「僕、フェイトのことが好きなんだ」

意を決してそう言ったゲオルグの顔はやはり朱に染まっていた。

「えっ・・・」

対してフェイトは目を丸くして驚きの表情を浮かべて絶句する。
しばし、休憩室に沈黙の時が流れる。
数分もそうしていただろうか、俯いていたフェイトが顔をあげ、
おずおずと口を開き始める。

「ごめんね、そんな話だとは思ってなくて、びっくりしちゃって・・・」

「ううん。 僕の方こそごめん、こんな時に・・・」

「そんなことないよ」

フェイトはわずかに頬を染めて小さく首を振る。
そして、また再び沈黙の帳が休憩室に降りる。

「ずるいよ、ゲオルグ」

時間にすれば数十秒後、フェイトの非難の言葉によって再び沈黙が破られる。

「私から伝えようと思ってたのに・・・先越されちゃった」

少し恨めしそうに上目づかいでゲオルグの方を見ながらフェイトがそう言うと
今度はゲオルグが驚く番だった。

「ええっ!? じゃあ・・・」

「うん。 私もゲオルグのこと、好きだよ」

ゲオルグが目を丸くして驚いている隣で、フェイトははにかむように
笑いながら自分の想いを告げる。

「えっと、何て言ったらいいのかわかんないけど、すごくうれしいよ。
 ありがとう、フェイト」

「ううん。 私の方こそありがとうだよ、ゲオルグ」

そしてお互いの方を見つめながら二人は笑い合った。

そんな2人のことを陰から見守る者たちがいた。

「よしっ! よくやった、ゲオルグ!」

「ちょっ、ヒルベルト2尉。声が大きいですよ」

「大丈夫だよクリーグ。今のあいつらはお互いのことしか目に入ってないからな」

「そうですか? あっ、出てきますよ」

「おっと、退散退散・・・。それにしても手なんぞ繋いじゃって、初々しいねぇ」





それからの2人であるが、表面
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