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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 9 カガリ・ユラ・アスハ 4
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だったから仕方がないなんて…絶対に死んでも言うもんか!!」
クレア「いつだってそうだよね!!相手を責めて責めて、自分は被害者面して、戦場では人を殺して!!だからあんた達の声は僕達には届かないんだ!!」
シン「あんたは本当に父親そっくりだよ!!理念のためなら平気で何でも犠牲に出来るところとかな!!」
カガリ「なっ!?」
ハイネ「悪いけどシンに同意見。オーブの話はシンから聞いたけどあんたの父親は状況がどれほど変わっても理念を押し通し、その結果連合の侵攻を招き、その時点でもまだ理念にこだわってプラントと結ばず、戦力差を無視して単独で連合と戦って、当然の如く敗れて連合の支配を許した…信じられない馬鹿だな。馬鹿じゃなかったら途中で頭がおかしくなったとしか思えない」
カガリ「な…な…っ!!?」
ハイネ「連合に支配されたっていうことは、オーブは結局その後の戦争で、連合に加担したんだ。その点から見ても、そのウズミ代表は失敗したって何で気づかないんだよ。オーブの理念は一体、誰のためだ?その理念を守り抜いたことでオーブの国民の中に、1人でも幸福になった奴がいるのか?いないよな?寧ろ怨んでる奴らの方が多いんじゃないのか?」
カガリ「お、お父様だって…悩み苦しんで、決断を…」
目に涙を浮かべ、身体を震わせながらカガリが言葉を搾り出す。
レイ「悩み苦しんで出したからといって、それが正しい決断とは限らない」
アレックス「カガリ、当事者である俺が言えたことじゃないかもしれない。けどいくら尊敬している人間の行動でも、それが間違っていれば、こちらも命をかけて正さなくてはならないことだってある。どれほどの人間でも間違いを犯すものだ。俺達も君も、議長もね」
カガリ「…………」
シン「あんたは、もっと仲間以外の人間の話を聞くべきだよ。同じ考えに凝り固まった奴とばかり相談していても、堂々巡りがいいとこだ。それじゃまずいんじゃないか?あんたが本当にオーブを想うならさ」
カガリ「仲間以外…?」
シン「あんたはキラ・ヤマト達とか、アスハ派の連中以外とまともに話し合ったことあるのか?」
そういえば私は仲間以外に話すことなどあっただろうか?
いつもいつもキラ達とばかり話をしていた。
拘置所から出たアレックス達を紫色の髪の女性が声をかけた。
「もうよろしいのですか?」
アレックス「ああ、ありがとう。すまない、君も代行として色々多忙だろうに」
「いえ、カガリ様の目を覚まさせるにはあなた方の力を借りるしかないと思ったので…」
彼女はアヤカ。
ユウナ
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