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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 7 カガリ・ユラ・アスハ 2
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…では、俺は戻る。ミネルバの動向によってはまたオーブと戦うことにもなるかもしれないな」

キラ「だったら僕達も出るよ。僕達はオーブを討たせたくないんだ」

アレックス「そのためなら条約違反もするというのか?」

キラ「え?」

アレックス「ユニウス条約違反は分かっての行為だな?」

キラ「もしものためだったんだ。ラクスも僕達も平和を望んでいるだけなんだよ。だけど再び戦争は起こった。だから力を手に入れたんだ」

アレックス「そうか…」

キラ「アスラン…君はこれからもザフトで、またずっと連合と戦っていくっていうの?」

アレックス「仲間を、そして大切な人を守るためにな」

キラ「じゃあこの間みたいにオーブとも?」

アレックス「俺は連合やオーブとも戦いたくはない。だが攻撃されるなら、仕方ないじゃないか。」

アスランは踵を返しセイバーの元へと向かう。

キラ「アスラン……僕達だって討ちたくないんだ。討たせないで」

キラの言葉にアスランはぴたっと止まるが振り向かない。

アレックス「カガリ、今ならまだ間に合う。前大戦の後でもアスハ家を慕う者は民衆の中に大勢いる。力ずくでも実権をアスハ家に取り戻せ。お前が覚悟を決めれば、知恵を貸し、協力してくれる者はオーブにもいるはずだ。後はお前の好きにしろ。ありがとうミリアリア」

ミリアリア「えっ、ううん。気にしないで」

アスランはセイバーに乗り込むとミネルバに向かうのだった。
残された私の中で更に苛立ちが込み上げる。
あんな視線を向けるようになったのはあの女のせいだ。
その思いが止まらない。

カガリ「(アスランは私を好きだったんだ!!私を守ると誓ってくれた、口付けだってしてくれたっ!!なのになのになのになのにっ!!あいつが、現れたせいでっ!!)」

私の頭の中はアスランの隣を奪ったあの女が頭の大半を占めていた。

カガリ「絶対に許さないぞ…!!」

私は拳を握り締め、震える声で呟いた。
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