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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 7 カガリ・ユラ・アスハ 2
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。それはいずれ国民にも必ず通じる!!」

アレックス「そうだろうな。君が、ただオーブという器だけを守りたかったことは国民に伝わるだろうさ。」

アスランが見下すような視線で私を見つめる。
どうしても私の想いは彼に伝わらない。

キラ「でもそれで、君はこれからどうするの?僕達を探していたのは何故?」

アレックス「探していたのはもうあんなことは止めさせたいと思ったからだ。俺がザフト軍兵士としての義務を果たす羽目になる前にああいう行動は止めてもらいたいんだ。ユニウスセブンのことが問題なのは分かってるが、その後の混乱は、どう見たって連合が悪い。抑えようとすれば抑えられた民間の暴動を煽って、開戦に持ち込んだんだからな……。まぁ、今更そんなことは今言っても仕方がない。とにかく今重要なのはこの戦争を早期に終わらせることだと俺は思ってる。早く終わらせるために俺の出来る事をやろうと…。だがお前達の行動は、ただ状況を混乱させているだけだ。まるで戦争を長引かせたいかのように」

キラ「本当にそう?」

アレックス「……?」

キラ「プラントは本当にそう思っているの?あのデュランダル議長って人は、戦争を早く終わらせて、平和な世界にしたいって」

アレックス「俺はギルを…議長を信じるよ」

キラ「じゃあ、あのラクス・クラインは?」

アレックス「ん?……ああ、彼女か」

キラ「あのプラントにいるラクスは何なの?そして、何で本物の彼女はコーディネイターに殺されそうになるの?」

アレックス「彼女の名前はミーア・キャンベル。あれは混乱を抑えるための一手段だと思うが。何しろ議長以上の影響力を持ちながらも終戦の立役者本人はオーブに引っ込んでしまったからな。まあ、議長に助けられるまでオーブにいた俺も人の事は言えないが、彼女の存在は民衆の混乱の収束には一定の成果は上げているようだな。それに、名前を偽ることがそんなに許されないことか?それを言ったら、俺やお前達も同じだろう。……で、ラクスが殺されそうになったというのは?」

かつての婚約者が殺されそうになったというのに、何の反応も示さないアスランに私は叫びたい衝動に駆られる。

キラ「オーブで僕らは、コーディネーターの特殊部隊とMSに襲撃された。狙いはラクスだった。だから僕はまたフリーダムに乗ったんだ」

アレックス「……何でフリーダムを保管してたんだ?ユニウス条約違反のフリーダムを?」

キラ「彼女も皆も、もう誰も死なせたくなかったから。彼女は誰に、なんで狙われなきゃならないんだ?それがはっきりするまでは、僕はプラントを信じられないよ」

アレックス「キラ…俺達を恨んでいる奴らなんてそこらじゅうにいるんだよ。宇宙にも、地球にも、MSを持ち出してまで恨みを晴らそうという人間がな
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