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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 7 カガリ・ユラ・アスハ 2
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くれません。彼らが攻めて来てからでは遅いのですよ?……この国はあなたの玩具ではないのです」
カガリ「くっ……ぅ……!!」
ユウナの言葉にカガリは言い返すことが出来ない。
未だ政治家として未熟な彼女は余りにも理想を抱きすぎていた。
大きな理想を抱いていても、それを実現させる実力を彼女は持っていなかったのだ。
そんなカガリを嘲笑うかのようなユウナの言葉に、カガリは歯噛みして悔しがる。
そして、会議は大西洋連合との同盟を組むと言う形で閉会となった。
カガリは同盟の締結を止められなかった自分の無力さに憤りながら会議室を出る。
私は世話になった艦長に謝罪を言うべくミネルバに足を運んだ。
アレックス「ん?あれはアスハ代表じゃないか」
シン「え?」
カガリ「あ……」
私はシンを見て思わず言葉を詰まらせる。
シン「あの時オーブを攻めた地球軍と今度は同盟ですか?」
カガリ「え…?」
シン「何で地球軍と同盟なんかしたんです。」
カガリ「そ、それは…オーブを焼かないために…」
シン「だったら他に方法があったはずだろ!!中立を保つなら前にオーブを攻めた地球軍の落ち度を突くとか、プラントとの同盟をちらつかせて周りを黙らせるとか方法は沢山あっただろうが!!」
カガリ「だ、だが、オーブを復興したのは大西洋連邦で…」
シン「国を焼いたんだからそれぐらい当たり前だ!!場当たり的な対応ばかりしやがって!!」
その痛烈な言葉に私は何も言い返せなかった。
シン「敵に回るって言うんなら、俺があんた達を討ってやる!!」
そういうとシンはそのままその場を去っていく。
カガリ「あ…シン!!」
アレックス「失礼します。アスハ代表。この処分は後ほど必ず。」
アスランが私に頭を下げるとシンを追い掛けた。
カガリ「あ、待ってくれ、アスラン!!」
私が呼び止める声にアスランはピタリと足を止める。
そして私の方を向く。
アレックス「俺はアレックスだと何度言えば分かるんです?」
アスランはそういうと私に振り返ることもせずシンを追い掛けた。
その後、ミネルバは地球軍の攻撃を受けるが、アスランのセイバーとシンのインパルスが大型MAを撃墜し、状況が一変。
インパルスとセイバーが対艦刀を構えて地球軍空母を堕としていく。
地球軍が撤退していくのを見て、思わず私は安堵し
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