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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 6 カガリ・ユラ・アスハ
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を向かえるはずだった最新鋭大型戦闘艦。
ザフトに、端的に言うならイチャモンを付けに来たカガリにとっては、あまり快くない存在だろうが、仕方がない。
キラは、ミネルバが就役式を向かえる予定だったドックの方へ向かう。









































「これで最後だ!!ハッチ閉じるぞ!!」

解放されていたミネルバの着艦デッキのハッチが閉ざされる。
最後に、1機のMS…ザクが滑り込むように、そこに降り立った。

ルナマリア「あの機体は!?」

MSを指差して、周囲の整備員達に聞こえるように声を上げた。
ルナマリアはザクから出てきたのが、私服姿の人間と見るや、腰元のホルスターから拳銃を抜く。
コクピットから床に降り立った男女の2人連れに、銃口を向ける。
同時に、整備員の何人かがアサルトライフルを構えて、ルナマリアに続くように、2人を取り囲んだ。

ルナマリア「抵抗しないで。指示に従えば命の安全は保障します」

ルナマリアは片手で銃を構えたまま、そう言った。
そもそもこの事件は、テロリストが新型MSを強奪して起こしたものだという。
正規のザフトの制服を着ていない人間は、そのテロリストの仲間の可能性もある。
射撃には自信はないがあの地獄の訓練をくぐり抜けた自分ならテロリストくらいどうにでも出来る自負はある。

キラ「待って下さい」

キラは、手でルナマリアを制するように声を上げた。

キラ「抵抗の意志はありません。こちらは、オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハ」

キラは、寄り添っていたカガリを手で差し、そう紹介してから…。

キラ「僕は、随員のキラ・ヤマト。デュランダル議長との会談のために訪れていました、この戦闘に巻き込まれ、避難の為に1機拝借させて頂きました」

自らも名乗り、事情を説明した。

ルナマリア「オーブの……代表?」

ルナマリアは怪訝そうに眉間に皴を寄せ、困惑気に言った後、軽く溜め息をついてから、銃をおろした。
そして、手で他のライフルを構えた整備員にも、それを指示する。









































その後、なし崩し的にボギーワンなる未確認艦を追跡するミネルバに同乗し続ける事になってしまった。
現在は議長は自ら私達に艦内を案内してくれると言う。
そして事件は艦内を見学中に起こった。
いや、事件と言うのは正しくないのかもしれない。
ただ、視線を向けられただけなのだから、事件と表現するのは大袈裟だろう。

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