暁 〜小説投稿サイト〜
なのはさんがデュエルアカデミアに入学したようです
第二話
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に顔を歪めながら
だが、今の自分が劣勢である事は明らかだった
もし、普通の少女であれば戦意を喪失しサレンダーしたかもしれない
だが

「…るな」

「はい?」

「舐めるなって言ってんのよ!私はアリサ・バニングス…万丈目サンダーの一番弟子なんだから!」

兄への思いと約束が体の震えを吹き飛ばす

「私のターン…ドローっ!」

(お兄様!私に力を!)

その想いに応えたカードはー

『まかせろー!』

「………………………」

…いや、もういい
この際仕方ない

「特別に!あんたを使ってあげるわ感謝しなさい!」
『ま、マジで?!おいら感激!』

抜いても抜いても何故か入り込んでいるこのカード
本来ならドローしても使わず手札の隅に追いやるだけだ
だが、今回は違うと
アリサ直々に力を貸せと言われ感激の涙とともに決意の闘志を燃やす『おジャマイエロー』



(感じる…今彼女の手に『精霊のカード』がある)
追い詰められ、今まさに切り札をだそうとしている
警戒しながらも、目当ての物を目前にフェイトは手札にあるカードを一枚確認して薄く笑った


「行くわよ!手札から『トレード・イン』を発動!8星カードを墓地に送り二枚ドロー!更に『思いでのブランコ』で通常モンスターである『神龍の聖刻印』を特殊召喚!」

神龍の聖刻印

☆8 光属性 ドラゴン族
攻撃力0  守備力0

ただ、格好いいから
それだけの理由で入れられているカードがフィールドに特殊召喚される


(何が狙い…?)
勿論、攻撃力0ではアルフに勝つことは出来ない
そして、召喚されたカードは神々しい程の輝きを放ってはいるが『精霊のカード』ではない


フィールドにモンスターを召喚したアリサ
ここで、一息深呼吸

「ふぅ…いくわよ!手札から『二重召喚』を発動!これにより私はこのターン二度通常召喚が行える!先ずは、モンスターを一体召喚!」

『よっs「召喚したモンスターと!『神龍の聖刻印』を生け贄に捧げるわ!」そりゃないだろぉ!?』

…因みに、今アリサが行った
『モンスターを召喚』から『そのモンスターを生け贄に』
この一連の動作を彼女は驚愕すべき指裁きでこなしたため
フェイトはアリサが召喚した『おジャマイエロー』を殆ど視認できていない
…はっきり言ってチェーンブロックを組む暇もないため
授業でやれば間違いなく教師に怒られるだろうし
大会でやればジャッジされかれない行為である
勿論、野試合とはいえモラルは必要だし
フェイトにはアリサの行為を咎め、場合によっては巻きもどす権利もあるが
どのようなカードであれ、フェイトは妨害する意思はなかったためスルーした
そもそも、墓地は公開情報
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