暁 〜小説投稿サイト〜
なのはさんがデュエルアカデミアに入学したようです
第二話
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できたのは貴方、先行は私が貰うわ!いいわね?」

「……………」


それが了承の意なのか無言で頷くフェイト
それを確認しドローする
…初日、なのはとのデュエルでは勝手に先行をとったアリサだが
今回はちゃんと了解をとっている
何故かといえば、同じことを授業の実技でやって怒られたからだ
…そりゃまぁ、言ったもん勝ちでは公平にかけるから当然
現在は普通にお互いの同意を得た上でドローしている

『兄貴達の頃はそうでもなかったけどなぁ』

『これも時代の変化ってやつか』

背中から聞こえる呟きを無視しつつ手札を確認
とりあえず、手札事故は起きてない
安堵しつつカードを選び、出す

「名刺代わりよ、来なさい!『ランス・リンドブルム』」

ランス・リンドブルム
☆4 風属性 ドラゴン族
攻撃力1800 守備力1200
 
その名の通りの槍を構えた竜騎士が召喚される
アレキサンドライドラゴンに攻撃力では及ばないものの
アタッカーとしては及第点の攻撃力に加え守備モンスターへの貫通能力をあわせ持つ中々のカード
その格好いい姿もあって、アリサにとっては頼れる下級モンスターである

「ターンエンドよ、さぁ今度は貴方のカードを見せてもらおうかしら」

自信満々にエンド宣言を行うアリサ

(カードも伏せずに…)

ただ、そこそこのモンスター一体で勝ち誇るアリサを滑稽に思いながらカードをドロー

はっきり言って、この段階で『デュエルアカデミアの程度』は見えた気がするが
真の目的はそれではない、ただ勝つだけでは駄目なのだ

「私は…『魔獣アルフ』を攻撃表示で召喚」

魔獣アルフ

☆4 地属性 獣族
攻撃力1400 守備力1500

赤毛の狼にも似た獣が召喚され、アリサを威嚇するように吠える
ただのソリッドビジョンにしてはリアルな存在感を放つ咆哮に若干後退りながらも余裕の表情は崩さない

「さらにカードを一枚伏せてターンエンド」


「ふん…私のターン!ドロー!」

攻撃力の低いモンスターを敢えて攻撃表示で召喚
そして一枚の伏せカード

「ミラフォでも伏せて誘ってるのかしら?おあいにく様ね、そんな見え見えの低レベル戦術が私に通用するとでも?」

手札から一枚のカードを発動

「手札から『スタンピング・クラッシュ』を発動!貴方の伏せカードを破壊して更にダメージよ!」

「…それに、チェーンして『収縮』を発動…貴方の『ランス・リンドブルム』の攻撃力を半減します」

「ふん!小賢しい真似を…」

フェイト・テスタロッサ
LP4000→3500

『通用しちゃってるじゃん!』

『おジャマブラック』のツッコミは無視

「まだよ!『ランス・リン
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