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なのはさんがデュエルアカデミアに入学したようです
第二話
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全うな一言に睨み付けー

がさがさ

「っ…!誰かいる!」

慌てて姿を消すよう指示するアリサ
こんな不細工兄弟といるところなんか見られたくない

『別に、わざわざ消えなくても普通の人間は見えねーはずなんだけどな…』 








『この辺りかい?精霊の反応がするのは』

「………………」

姿を見せず届く声に頷き、森の中を歩く少女
幼い顔ながらに整った顔は人形のように無表情
左右に結った金髪を揺らしながら
右手に持つカードに導かれるまま道なき道を歩き続け
そして

「…誰よあんた…何か用?」

一人の少女を見つけた
今、彼女の周りに『精霊』はいない
だが、感じる
強気そうな目で、突然現れ無遠慮な視線で自身を眺める自分に
不快感を隠そうともせず睨み付けてくる彼女の周辺に

その気配、その、残り香を
目的の物を前に少女は呟く

「見つけた…『精霊』のカード」









「『精霊』のカード?なにそれ?」

「……………」

別段、アリサは惚けた訳では無い
少女の発した『精霊』という単語と自分にまとわりつく不細工三兄弟が咄嗟には繋がらなかっただけだ

「惚けるならそれでもいい…とりあえず、私とデュエルしてください」

「…いや、会話の繋がりがおかしいでしょうが」

「あなたと戦う事で、デュエルアカデミアの程度を計りたいので」

「なに?貴方アカデミアに入るつもりなの?」

「………………」

こくりと頷く少女
彼女を見るアリサの目は当然胡散臭げだ


「デュエルアカデミアの…程度ね」


こちらの疑問にまともな日本語も返さずデュエルディスクを構える少女

そんな少女を見てアリサは思った

はっきり言ってこの娘おかしい

『こんな変なやつ、関わらないのが吉だぜ姉貴』

度々、勝手に実体化するものの
基本的には人前での実体化を禁止されているから声だけでアリサに忠告する『おジャマグリーン』

勿論、その意見は正しい
だが

「程度を測る?いい度胸ね!デュエルアカデミアの女帝と呼ばれる(予定の)私を前に!貴方ごときが計れるものなら計ってみればいいわ!」

少女の言い方がアリサを刺激した
やる気満々でデュエルディスクを構える
姿を見せず溜め息をつく三兄弟

「では、いきます」

「その前に名前くらい名乗りなさい、最低限の礼儀よ」

「…フェイト、フェイト・テスタロッサ」

「結構、フェイト・テスタロッサ…このアリサ・バニングス…デュエルアカデミアの実力を見せつけてあげるわ!」


そんなこんなで、誰も見てない森の中
少女達のデュエルが始まった


「挑ん
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