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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
動き出す第四真祖
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「吸血鬼か、」
それは逆さまの男に現れた、このルームには特集な結界が張ってある。
ある特定の超能力は発動しないマインドジャミング
超能力だけが周囲に出しているAIM
それを無力化する音を出し超能力を封じる。これはまだ試作段階なので完璧に超能力を封じる事は出来ないが
では魔術?
魔術も到底、発動する事は出来ない
このルーム全体にイマジンブレイカーと同じ性質を持った鉱石で創られている。
よって発動不可能
そもそもこの部屋で超能力、魔術は無効
発動すら許されない。悪魔の部屋、
「いや、初めまして学園都市の長」
それは軽くお辞儀
そして続ける。
「いきなりすいませんね。ちょっとお話がありまして、」
「話?」
吸血鬼から出向いて話、こちらも願ったり叶ったりだが、吸血鬼に話とは些か滑稽である。
「ええ、貴方の持っている禁書をお借りしたい。」
「禁書を?」
吸血鬼
未知なる力を持った最強災厄の生物
無限に近い魔力を持ち人間以上の頭、不老不死
まさに世界に置いて最強の生き物、それが人間の創った禁書を貸して欲しい。
あまり理解出来ない話だ。
「そなたら吸血鬼にとっては不要の産物では無いか?」
「いや、そうでもありませんよ。」
「確かに吸血鬼は人間より優れているかもしれませんが人間は吸血鬼の持たない何かが有ります。それをお借りしたい。」
吸血鬼は優れているが人間には吸血鬼の持たない何かを持っているか、
面白い、吸血鬼とは幾度と無く殺し合いをしたがこんな事を言う吸血鬼は初めてだ。
「そう言えば聞いていなかったな、貴様の名は?」
それを聞くと吸血鬼は右腕をまえに差し出し答える。
「私の名はイマジンtheブラッド、第四真祖です。」
「第四真祖?」
聞いたことの無い言葉
長い間生きているがそんな言葉は聞いたことが無い。ましてやイマジン
この吸血鬼、何者だ?
「私はこの世界の吸血鬼では、ありません。異世界からやって来ました。」
「異世界?」
ふ、本当に面白い事を言う吸血鬼
だが、その話が真実ならこのルームに入って来た事は納得がいく。
あらゆる魔術、あらゆる超能力
それらを無効にし無にする。それをあの第四真祖と名乗る吸血鬼は軽々しく入って来た。
謎が多い吸血鬼、それは言う。
「面白い、何の禁書が望みだ?」
「禁書ディスティニを所望します。」
それは即答
まるでそれを言うのをずっと待っていたかのような、
「良かろう、その禁書はくれてやる。」
あの禁書を使えば破滅の道を歩む。
自分で使おうとは思わない。誰かを生き返らせようとも思わない
逆さまの男には大切な人はいない、それだけだ。
「ありがとうございます、お礼にお教えしましょう。」
「イマジンブレイカーの正体を」
それから放たれる言葉は驚愕
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