暁 〜小説投稿サイト〜
ミッドナイトシャッフル
第六章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初

「俺は警官だぞ」
 警官が嘘を言うか、こうも言ってやった。
「だからな」
「じゃあ信じさせてもらうわね」
「背中のことは気にするな」
 また隠して言った。昨日あったことは。
「じゃあそういうことでな」
「ええ、働くから」
 妹も微笑んで応えた。俺はそれからは妹が新宿で働くことについて何も言わなかった。そしてだ。
 俺も新宿で警官を続けていった。妹がいるその場所を守る為に。今もそうしている。


ミッドナイトシャッフル   完


                   2012・1・4

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ