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ボロボロの使い魔
『絆を繋ぎ止めるもの』
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方の側面に結合、そし て固定

『箱』から『ベルト』に『ベルト』の『バックル』に


「…ぁ…あ…あぁ…」

魔法とは違う異質な現象を前にギーシュが明らかに狼狽している
何か、受け入れがたいものを見るかのように

「ふ、ふん!おかしな事をしたって無駄さ、君の体はボロボロだ!無力な平 民になにができる!」

「…無力じゃないさ」

俺の体はボロボロだ

だが、この想いを無くしはしない

今、少女と自分を繋げたものは、決して無力なものじゃない

「俺は…『仮面ライダー』だからな!」

強く、不滅の意志を込めるが如く掲げた拳を握りしめ、叫ぶ

「変身!」

『turnup!』

ボロボロの男が誇りと共に放つその声はその場に集う者全てに届き彼等を圧する

ギーシュの顔が引きつった
タバサは隣の男に視線を向けた
男は僅かに顔をしかめたようだった

だが、ルイズには、モンモランシーには、わからない
この場に集う者達、否 この世界においてその名を理解する者はあまりに少ない
だが 彼等もまた僅かな後に知ることになる。

橘が、その信念と共に纏う姿を

『仮面ライダーギャレン』

橘が、誇りと共に背負う二つ名を
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