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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick65_ちょっと正座して
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験値や技術ってわけじゃない♪

 現に、婚后さんと玲ちゃんは昨日の自由時間に出来るようになっているから♪」

「そうなのですか!?」

「すごいです、婚后さん!」

「わたくしに掛かれば、これくらいちょちょいのちょいですわ!
 と言いたいところですが、美雪さんの教えが良かった部分が今回は大きいですわ」

「本当の意味で『立つ』方法を教えてもらいました、とミレイは
 自分も出来ますよアピールをします」

「この立ち方は、私は中国拳法の太極拳で学んだよ♪
 ≪立身中正≫と呼ばれる体を真っ直ぐにする♪

 それじゃあ、湾内さんも泡浮さんもやってみよう♪」

「「はい!」」

その1時間後、体幹を保つ方法と、その感覚を活かした≪歩く≫を練習して
湾内&泡浮は100mの≪歩く≫を成功させた。



―――――――――――――――――――――――――

14:04

昼食と休憩をはさんで練習し続ける中、昼食も休憩も取らずに練習し続ける1人がいた。

常盤台中学のエース、“超電磁砲”の御坂美琴。
練習量は人一倍だが、成果が未だ結びついていない。
試験を受ける中で、唯一≪歩く≫の100mを出来ていなかった。

「うわっ!?」

大きな音をたてて美琴は頭から転んだ。
その様子を少し離れた所にいた美雪は、美琴へと近づいて行った

「痛たた・・・」

「・・・琴ちゃん、大丈夫♪?」

「平気平気、これぐらい昨日も転んだから」

「確かに怪我していないか心配したけど、それだけじゃないよ♪
 A・Tの練習の成果は出ているのかって質問だよ♪?」

「大丈夫だと思うよ。昨日より歩けるようになっているし」

「じゃあさ、明後日の試験には間に合う♪?」

「大丈夫大丈夫、これくらいの難しさ、レベル4からレベル5になった時の
 苦労に比べたら問題ないよ」

言っても聞かない。そんな感じを受け取った美雪はため息をついた。

「・・・・よし」

美雪は地面に正座をした。練習場のど真ん中にもかかわらず正座をした。

「・・・・・琴ちゃん、

 ちょっと正座して」

そして自分の前を、パンパンと地面を叩いた。

「え?」

「早く」

「あの、雪姉ちゃん?」

「早く」

「は、はい・・・」

特に迫力があるわけではないが、美琴は逆らえず言われる通りにした。

「琴ちゃん、私が聞いているのは、明日に間に合うかどうかだよ?
 やる気があるかを聞いているわけじゃないの、分かる?」

「は、はぁ」

「正直、今のペースだと間に合わない。絶対に間に合わない」

「そ、そんなこ「そんな事あるの」 は、はい、すみません!」

「今の琴ち
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