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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
思い出せない
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答えは見つからないままだ。
あの時から俺の記憶は消えた。俺は一体どういう存在でどういう人間だったのか?
解らない、俺は誰だ?
目覚めたのは病院のベット
何やら大怪我でもしたのか体の節々が痛い。右腕の何本かの指は折れ皮が切れ
頭が妙に痛い。まるで頭にスタンガンをぶち込まれスイッチonしたかのように
思い出せない。
何で怪我をしたのか何故病院にいるのか、俺は誰なのか?
この右腕はなんなのか?
「知りたいかい?」
誰?
声がどこからか聞こえてくる。耳からではない、心から、
「これを聞くと君は記憶を無くす。それでもいいかい?」
ああ、どうせ記憶は無い。教えてくれ。
「そうか、」
その声の主は何やら悲しそうだった。何故かは解らない、ただただ今にでも泣きそうな位
「君の名は上条当麻、それも仮そめの名前だけどね。」
仮そめの?
上条当麻と言うのが俺の名?
だが、仮そめとは?
理解出来ない、頭が痛い。考えがまとまら無い、今にでも頭が割れそうだ。
「大丈夫かい?」
あ、あー、続けてくれ。
声の主は心配してくれているようだ。もしかしたら知り合いなのかも知れない。たが今の頭の痛さでそんな事も
思いつかない。
「君はある事件に巻き込まれてね。大怪我を負った、生きているのが不思議な位のね。」
少年は自分の体を動かそうと試みる。動かない多分、全身麻酔でもしているのだろう。要するにそれ位ヤバイ状況だっのだろう。思い出せないが、
「君には特別な力がある。」
俺に?
「この世界に存在してはいけない力なんだけどね。無理矢理押し込んだからこの世界から拒絶反応を起こしてしまったけど、」
声の主が言う言葉、まるで理解出来ない。特別な力?
この世界には存在してはいけない?
拒絶反応?
俺は一体何なんだ?
「そのせいで不幸体質にしてしまった事、遅くなったけど謝るよ。ごめん。」
何で謝るんだ?
お前が一体、俺に何をしたんだ?
そこで少年は意識が途切れていた。少年は何があったのかは覚えていない、
ただ、夢の様な、
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