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心は王様で
第三章
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「これからその人と一晩か」
「過ごすんだな」
「賭けだからね」
 それでだとだ。アハマドは微笑みはしたがそれでもだった。
 やはり飛び上がる様な激しい感情は見せずにだ。淡々とさえしてだ。

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