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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
獣竜《ウロボロス》
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トレットが装備されている。
口からは白い吐息が漏れる。

「これじゃあアルンまで余裕で行けるじゃねーか、どんだけチートなんだよこのアバターは」

『ぼやくなよ、これでも抑えてるんだから』

「つってもよー、これじゃあ張り合いがねーっていうか・・・」

『気持ちは分かるが我慢だ、それに前の方が充分チートだったろ?』

「あれは超ハイリスク、超ハイリターンだからこそだろ?」

『それは言えてるな、のんびりしたいが時間がない。次へと行こうか』

「そうだな、状況は?」

『ミッション達成率は現時点で60%だ』

「おーおー、速いこと。これならグランドクエストまでには間に合うんじゃないか?」

『このまま行ければな』

「行けるだろ?なんたって《最強の布陣》だからな♪」

『フッ、そうだな。では行こうか』

「ああ、目指すはプーカ領!!」

『獲るべき首は《奏龍ハルビオン》!!』

少年は羽を広げた。
その羽はどの種族にもない、透き通った白銀の羽だった───。

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