黒と緑の攻防
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ーも充分たらしに見られるが?」
「…………………」
すぐに否定しようとしたが改めて考えてみると、学生時代、俺ってそんな風に見られてたのかな?だが、先に言っておく俺は遠坂一筋だ!
………………まあ、セイバーの湯上りや桜のふっとした行動にドキとしたことはあるが、黙っておこう。
…………………悲しいかな男の性。
軽いショックを受けながら、魔眼殺しをしまい、アリーナ探索を再開する。しばらく、探索しながらアリーナに落ちているアイテムを拾い、遂に
「よし、二つ目の暗号鍵ゲット」
暗号鍵を手に入れることができたか。これでなんとか、最終日に戦い会うことがてきる。後は、残りの日数をどう過ごすか………………?
う〜ん、あの厄介な毒の対策もどうにかしないといけないし、やることなまだまだあるな。気を緩めている場合じゃないか。
「今日はここまでだ。帰るとしようかマスター」
「そうだな。取れるものは取り尽くしたようだし」
そう結論づけると俺たちは、入り口に戻り、アリーナを後にした。
「……………………あれ?」
気がつくと俺はグランドに立っている。今までは、アリーナを出たらそのままマイルームに繋がっていたのになんで?
「アーチャー?」
辺りを見てみるがアーチャーの姿が見えない。呼びかけてみたが反応がないところを見ると無視というより通じてないようだ。
(システムの不備かな?)
イマイチこの世界のことがよくわからないがこういうこともあるみたいだ。考えていても仕方ない。とりあえず、校舎に戻ろう。
時間的にも夜になっているのか、あたりが暗い。そのせいかわからないが、何故か、少しだけ恐怖心が出てくる。
「ん?」
今、足音が聞こえたような気がした。 当然なのだが、あいにく俺はまだ脚を動かしていない………………ひょっとして幽霊?恐る恐る音のした方を振り向いてみると
「なっ!?」
幽霊はいなかったが、別の意味で驚きの声を上げた。そこには、二本の槍が刺さっている。一本は3ヤードに届こうかという幅広の長槍、先端が二又に分かれ、螺旋状の巨大な槍。解析してすぐにわかった。
この二本の槍は両方とも宝具。ということは……………近くにサーヴァントがいるってことか!
「投影開始」
右手には、白き短刀の陰剣莫耶。
左手には、黒き短刀の陽剣干将。
「同調開始」
強化をかけ、大きくなった干将・莫邪を構え、集中力を極限まで上げる。次の瞬間、地面に刺さっていた二本の槍が引き抜かれたか
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