ラジエイトゲート〜
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・・あなたも悲しみが残るでしょう。・・・私がその子に、新たな命を与えます・・・」
俺が照明に合図を送り、一瞬暗くしたあと・・・
「チーグルですの!こうしていたずら悪魔はチーグルになって、ローレライ教団の聖獣になったですの!」
・・・何とか劇は拍手喝采で終わった・・・
「みんなハマり役だったぞ!」
ルークの言葉に溜め息を吐く。
「何処がだよ・・・」
アニスも頬を膨らませる。
「そうそう、最後はどっちかっていうと私よりミュウに拍手行ってたし」
「照れるですのー」
「でもボクはアニスが守ってくれて嬉しかったよ」
「あれは劇のお話じゃん」
「でも、嬉しかったよ」
「・・・ちゃは。まあいいか」
「サキ、アリエッタの演技、どうだった?」
「ああ。とっても良かったよ。服も可愛かったし」
アリエッタの頭を撫でるとアリエッタは笑顔になる。
「「「シスコン」」」
「誰だっ!」
俺が見ると即行で顔を背ける外史メンバー。
「サキも綺麗だった!」
「いや・・・あんま嬉しくないんだけど・・・」
アリエッタは素直に答えてるんだろうこど・・・俺の精神はガリガリと削れている。
「・・・とにかく、着替えてくる」
「おや、別にそのままでもよろしいのでは?」
「いい訳ねーだろ!」
「いえいえ、そのままリグレットと対峙すればどんな反応を示すか興味がありまして・・・」
「ドン引かれされるだけだ!つか姉貴にこんなん知られたら俺が悶え死ぬっつーの!」
「まあ、いいじゃないですか。写真は取りましたから」
「撫子ぉぉぉ!?」
「そして送信しました」
「やっぱり怒ってるだろ!無茶したこと怒ってるだろ!」
『・・・』
「・・・お前は?」
『大丈夫ッス!写真は全然撮ってないッスよ!』
「・・・嘘はついてないみたいだな」
『(動画は撮ったッスけどね。・・・送信ッス)』
「・・・早く着替えて目的地に行こうぜ・・・」
エルドラントの対策を考える為にグランコクマの軍部で話し合うらしい。
「サキ・・・気をつけてね」
ちなみに、アリエッタにはちゃんと心配かけたお詫びと、看病してくれた感謝を伝えた。
「ああ、また行ってくるよ。フローリアンと仲良くな」
「僕とアリエッタはとっても仲良しだよ!一緒に寝たりもするし」
「あ、ああ・・・そう」
何故だろうか。何か不安になる。そ、そうだよな、何れはアリエッタも好きな男ができたり・・・
「もう、シスコンってか親馬鹿の領域だよな」
知也の言葉に全員が頷く。・・・とにかく、グランコクマに向かうことにした・・・
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