ラジエイトゲート〜
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連続の能力使用は負担が大きい・・・けどな。
「こんなのでつまづく訳にはいかねぇんだよ!」
大量に空間を開き、離れた位置に着地する。
「三人共下がれ!」
三人が退いたのを確認して、俺は力を籠める。
「・・・リパル、捲き込まれんなよ!射出!!」
全ての空間から俺が貯蔵している全ての武器を射出する。・・・そして、以前の女の俺も使った・・・射線上に空間を開くことで射出した武器を収納、再利用する。
「ぐおおおお!?」
「ぐっ・・・!?」
ブシャア!
身体から血が吹き出る。・・・能力の使用過多だ。だが・・・
「止まれるか・・・!」
俺は能力を維持しながらベルヴェルクを合わせる。
「フェン・・・リル!・・・ウアアアアアアアアアッ!!!」
叫び、ガトリングを撃ち続ける。
「うぎゃあああ!?」
「・・・おおお!」
ベルヴェルクを投げ捨て、走り出す。そして空間から方天画戟を鎌に変形させながら取り出し、Aモードに使用している分の全ての闇を鎌に回す。
「デスサイズ!!」
ズバァァン!!
「す・・・こあ・・・が・・・ユリア・・・よ・・・世界を繁栄にぃーーー!?」
そう絶叫すると、まるで溶けるかのようにモースは消滅した。
「やっ・・・たか・・・」
俺はその場に倒れてしまう。
「咲さん!」
撫子が駆け寄ってくる。
「何故こんな無茶を・・・!」
「何で・・・だろうな」
・・・いや、何となく分かる。アニスやアリエッタを悲しませる原因を作った相手に怒りがあった。どうせ死ぬからと自棄になっている部分もあった。・・・要するに、自分を見失っていた。
「・・・まったく・・・俺らしくない・・・」
『咲さん・・・』
「・・・少し、休むか・・・」
Aモードを使った副作用もあってか、俺はあっさりと意識を手放した・・・
「・・・はぁ」
目が覚めてなんとなく溜め息を吐きたくなった。
『起きたッスか?』
「・・・ああ。あのさ・・・怒ってるか?」
『・・・もう怒る気も起きないッスよ。咲さんに無理するなって言うのが無理ッス』
「・・・悪い」
ここは・・・ダアトか。
「あれからどうなった?」
『特に変化はないッス。後はエルドラントの対空放火をどうするかなんスけど・・・』
「対策練るのにゃここじゃ無理ってか?」
『ダアトが近かったので・・・』
やべ、俺めっ
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