最後の戦〜
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見てアスナが笑う。
「では、この通信機はお借りしますね」
ジェイドが三つ取り、アニスとガイに渡す。
「わたしらも持っとく?」
「持っていた方が便利だよ、はやて」
「せやな」
「はい、二人とも」
そんな感じで将と副将全員に通信機が行き渡る。
「装着したあとに下側を押すと他の通信機に。上側なら本陣に通話出来ます。指二本で押せば両方です!」
「オッケー、分かった」
「じゃあみんな部隊に戻ろう」
俺は戻る途中・・・呉のメンバーと話す。
「なんだか懐かしいですね・・・」
「ああ、そうだな」
明命の言葉に思春が答える。
「そうじゃのう。お主達がいない間は大変じゃったわい」
「蓮華様なんて、1日に一回は亮さんの名前を呼んでましたよ〜?」
「の、穏!?聞いてたの!?」
「はい〜♪」
「あはは、蓮華様は一途ですね」
「そういう春鈴はよく思春と亮の部屋によく入ってたよね」
「しゃ、小蓮様・・・何でそれ言いますかね・・・」
「また何で俺や思春の部屋に?」
「・・・何となく、です。亮様たちがいるんじゃないか・・・ってふと思っちゃいまして」
「・・・そうか」
思春が俯く。俺は空気を変えようと話題を変える。
「とにかく、この戦に勝とう。・・・それとさ、終わったらみんなに話したい事もあるし」
「みんなにですか〜?」
「ああ。伝えたい・・・大事なこと」
「ほう、なら頑張らねばな」
「私たちなら勝てますよ。ね、思春?」
「・・・ああ、そうだな」
ピピッ
『私を忘れないでください・・・私だって頑張りますから』
本陣に残っていた亞莎から通信が来た。・・・確かに性能いいなこれ。
「お姉ちゃん、頑張ろうね」
「ええ、孫呉の力を思い知らせてあげるわ」
そんな会話をしながらも俺達は自然に気持ちを切り替えていった・・・
咲〜
「む、そう言えば詠、お前は本陣に行かないのか?」
華雄が聞くと詠が答える。
「ああ、ボクは今回前線に出るから」
「・・・まさかなんやけど、その腰に付けとる剣は・・・」
「使うから付けてんのよ。それ以外に利用方法があるの?」
「詠!貴様戦えたのか!?」
「違う世界に跳ばされてからよ。けど、アンタ達とも互角に戦えるんじゃない?」
「なんやて!?だったら早速・・・」
「霞、これから戦だっつの」
「・・・後で、いくらでも出来る」
「そうなのです!今は勝つこと
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