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IS−本当の強さとは……
五話
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○ラウラ視点

くだらんな……。実にくだらない。学園事態がダメだ。ISを服か何かと勘違いしているゴミども、さらには力も無いのにいたせいで教官の顔に泥を塗った男。そして、その取り巻きども。全部壊したい。

「終わりか?ならば……私の番だ」

そして瞬間加速を使った。

「眼帯少女よ。ここで面倒を起こしてくれるな」

目の前の黒衣の男に止められていた。ISによる知覚機能でも視認出来なかった。

「くっ邪魔だ」

ワイヤーブレードを操ろうとして気付いた。全てのワイヤーが男の手の中にあることに。普通なら手が切れるはずだ。しかし、男の漆黒の鱗に遮られている。

「問題を起こすな。トーナメントでやればいいだろう?」

「……わかった。だがトーナメントが終わった時、一対一での決闘を申し込む」

「構わんよ」

私はこれ以上騒ぎが大きくなる前に離脱した。

○ホムラ視点

さて、何とかこの場を収められたか。

「おいそこの二人。お前ら痛む所はあるか?」

金髪少女とツインテ少女に話しかける。

「な、何よ!?あんたボーデヴィッヒの仲間なんでしょ?」

「酷いな。治療してやろうというのに」

「鈴さん?好意には甘えるべきですわ」

金髪少女はなかなか礼儀を知っているようだ。

「どこが痛むのだ?」

「腹部と腕が」

そう言われたので白魔法で回復させた。

「これで治ったはずだ」

「え、この力はなんですの?」

「詮索は嬉しくないな。さて、金髪少女の治療はすんだが……。ツインテ少女はどうする?」

「お願いするわ。手首が痛むのよ」

同じく回復させる。

「では帰るとしようか。ではな、二人とも」

「待ってください。私の名前はセシリア=オルコットですわ」

「私は鳳鈴音よ」

「そうか宜しくたのむ。俺はホムラだ」

今度こそ俺は部屋に帰った。

※ ※ ※

あの後オルコットと鳳のISは修理が間に合わず、トーナメントには出られないそうだ。可哀想に。

「篠乃之君?授業聞いてますか〜」

山田先生が注意してきた。

「聞いていない」

「聞いてくださいよ〜!!」

「気にせず授業を続けてくれ」

そう言って俺は寝た。他の生徒が寝ると千冬に叩かれるそうだ。俺は寝ながら反応するが。

※ ※ ※

そう言えば学校の生徒が帯刀していた。聞いてみると学園武具の持ち込みが禁止されていないそうだ。なので現在戦装束を着て布で巻いたハルバートを担いで歩いている。勿論久しぶりの修練のためだ。千冬に聞いたらアリーナは止めてくれとのことだったので外でやっている。
最初は慣らすようにゆっくりとその後は徐々に素早く苛烈に振ってい
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