第57話 ネギま編エピローグ
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らず、自分の良いように解釈していたようだ。木乃香と別れることになるとはまったく考えていなかったことがその文面から読み取れる。
ある意味それは正しいだけに質が悪い。
確かに桜咲の主観では途切れることなく木乃香という存在と一緒にいれるのだから。
時間移動して過去に行くとどうなるかというと、時間移動した時点でその時間軸が消滅するというパターンと時間移動することによって、移動者がいなくなった時間軸Aと移動者が移動した過去の時間軸Bが成立し、時間軸Bで移動者がどういう行動を取ろうと、別の時間軸になっているので、時間軸Aには影響を及ばない。そして、時間軸Bにおいて移動者が時間軸Aにおいて過去に移動した時間に至ってもそこで時間軸が統合されるなんて起きることもない。これは麻帆良祭1日目でネギが複数目撃されている時点で立証されており、仮に時間軸Bから未来に時間移動したとしても、それは時間軸Bの未来に移動するのであって、時間軸Aに戻ることには成り得ない。
つまり、ネギと共に時間移動した桜咲は時間移動した先の木乃香に会うことはできるが、木乃香はこの時間軸に置いて行かれたという結果が残っただけだ。
そりゃぁ、やるせない。
一応一緒に住んでいるフェイトやアルフやはやて、ついでにオレの世話をリニスと一緒にすることで気が紛れているのか引き籠もっていないが、これで1人なら引き籠もるか自殺していたかも知れない。
何とかしたいが、結局時間が解決するのを待つしかできないのが我がことながら情けない。
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