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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 2 シン・アスカ
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も思わず首を傾げた。

ヨウラン「これ…どうやって使うんですかね?」

ヨウランが箸を指差しながら言う。
そういえばプラントは洋食が主だから普通は箸なんか使わないよな。

ナオト「あ、ごめんね。気がつかなくて、今、スプーンとフォーク出すから」

ナオトさんがスプーンとフォークを出しに行く。
和食にスプーンとフォークって…。
前を見れば表情からしてアレックスさんもレイも同意見らしい。
食べ終わった後、俺達はルナ達に箸の使い方を教えた。
ルナ達は四苦八苦していたけど、こればかりは慣れるしかない。











































そして俺達はMSの慣熟訓練のために訓練所に来ていた。

ナオト「これから訓練を始めるけど、真剣に取り組むように。以上」

アレックス「まずはシンからだ。セイバーに乗れ」

シン「はい!!」

シンは、セイバーのコックピット裏に急ごしらえで作られたシートに腰をかけ、がっちりと体を固定させるベルトを締めた。

アレックス「じゃあ、行くぞ」
バーニアを吹かし、セイバーを空に駆け上がらせる。
適当な高度まで機体を押し上げると、セイバーをMA形態へと変形させる。

アレックス「舌を噛みたくなかったら、喋るなよ」

その言葉が合図となり、急速に空を舞い始める。

シン「うわぁあぁぁ!!!!」

アレックスの言葉も忘れてシンは絶叫した。
凄まじいGで体が強張りながら目の前のシート越しにモニターを見た。
自分が今まで限界まで引きだしていたスピードをあっさりと越えていたのだ。
アレックスは急降下、急上昇を繰り返しながらも、時折、制動をかけてMS形態へと変形する。
何回かその動きを繰り返して地上に降り立つと、シンの目は虚ろになっていた。
シンはコックピットから降りた途端に吐き気を催した。
苦痛には耐えられても、吐き気には耐えられなかったのだ。

ナオト「吐いたらもう一度だからね」

非情とも取れるその言葉にシンは怒りさえ感じたが、先程の恐怖体験はしたくないと必死で吐き気をこらえた。

アレックス「大丈夫かシン?」

シン「…大丈夫じゃないです……」

ナオト「アレックス、少し遅すぎ。あれじゃあ訓練にならないでしょ?」

ルナマリア「あれで遅い…?」

ナオト「私がアカデミーにいた時は、これを1日中やらされていたんだけど…?下手すれば1日以上。」

ルナマリア「ええ……?」

ナオトの言葉に軽いショックを受けるルナマリアだった。

ナオト「まあ、君達は平時に入学したから無理もないよね……次はルナだよ」

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