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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第57話 恋慕する千秋
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な千秋を放っておけなく、いろいろと話し掛け、人見知りなところがあり、両親の死のショック等で周りを拒絶していた為、俺に全く心を開かなかったが、その内段々と俺に興味を持ったのか、俺と話すようになった。
それから徐々に俺になつき、今の関係となる。
たぶん千秋にとって俺は明日夏や冬夜さんとは違う兄みたな存在に思っているんだろう。
そしてもう、両親を失った時のような思いはしたくないのだろう。
「ああ、約束するよ!俺は死なない!て言うか、ハーレム王になるまで死んでたまるか!!」
もちろん、なっても死ぬ気はないが。
俺の宣言を聞いて、千秋もようやく笑顔になった。
「……約束」
「ああ!」
俺達は約束を交わし、再び帰路につく。


二人の会話を聞きながら、俺は笑みを浮かべていた。
俺は心の中で「……約束を破ったらぶっ飛ばす…」と告げ、これ以上はいいかとヘッドホンに手を掛けながら手に持つ缶コーヒーに口を着ける。
すると、二人の会話が外し掛けているヘッドホンから耳に入った。
『「……ねえ、イッセー兄…」』
『「ん、何だ?」』
『「……イッセー兄は上級悪魔になって眷属をハーレムにするんだよね?…」』
『「うん、そうだけど」』
『「……じゃあ、私が立候補してもいい?…」』
『「え」』
「ぶっ!?ゲホッゴホッ!!」
千秋のまさかの言葉にイッセーは素っ頓狂な声を上げ、俺は飲んでたコーヒーで噎せてしまった。
さっきの告白まがいな約束と言い、今のと言い、やけに大胆になってるなあいつ?
『「え、え〜と」』
『「……私じゃダメ…」』
『「いや、むしろ歓迎だけど、いいのか?」』
『「……うん。……それに一緒にいるって約束したし…」』
『「え〜とじゃあ、いつになるか分からないけど、上級悪魔になったら真っ先に千秋を眷属にするよ」』
『「……うん。……じゃあ、これも約束…」』
『「ああ、約束だ」』
やれやれ、兄貴、姉貴、俺達の妹が将来悪魔になる事になってしまったよ。
ちなみに余談だが、後日鶇と燕もイッセーとデートに行く事になり、千秋は尾行組の仲間入りをしたのは言うまでもなかった。
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