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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
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ら脱走しないでください。毎回探すの俺達なんですよ!!?」
ステラ「お仕事しなきゃ駄目…」
デュランダル「善処しよう。シン、ステラ君。見たまえ」
シン「はい?」
ステラ「?」
ちょいちょい、と手招きをされて、シンとステラは少しだけ首を傾げながら窓へと近づいた。
そこから見えるのは、娘と戯れているアレックスとナオトの姿があった。
シンは思わず笑みを浮かべる。
デュランダル「暖かな風景だと思わないかね?」
シン「…はい、そうですね」
まるで陽だまりを呼び込みそうな、そんな暖かな場所にいる3人に、シンは笑みを向ける。
デュランダル「こういう光景を見ているとね」
不意に零れた議長の言葉に、シンは続きの言葉を予測するかのように口を開いた。
シン「仕事をサボって一緒に遊びたくなるなんて言わないでくださいね、議長。仕事が終わってからにして下さい」
デュランダル「…君は、最近アレックスに似てきたね」
憮然とした表情でそう言う議長の言葉に、シンは思わず苦笑を浮かべた。
2人は戦争が終結した1年後に結婚した。
遺伝子の相性は比較的良かったらしく、プラントでの結婚が許された。
招待客にはカガリの姿もあったが、アレックスとナオトを祝福していた。
あの戦争が終結した後、オーブはしばらくザフト、連合の監視下に置かれることになった。
プラントからのMSや資材の強奪、ザフト、連合間への戦闘の不当介入、最高評議会議長へのテロ攻撃。
AAとエターナル、その協力者に課せられた罪状があるからだ。
そしてあの時、代行となった者との会話で何かを得たのかは知らないが、変わったと思う。
いい意味で。
あ、後クレアと議長の会話も印象的だった気がする。
レイの隣にいるクレアに議長は目に少し不快感を持たせながら、クレアへと向いた。
デュランダル『やあ、クレア・トワイライト君。レイがお世話になったようだね』
クレア『いえいえ、議長はいつか僕のお養父さんになるわけですから、助けないわけにはいかないですよ〜』
バチっと両者の間に火花が飛んだ。
デュランダル『ははは…誰がお養父さんになると言ったんだね?冗談も大概にしたまえ』
クレア『ふふふ…レイと僕が出会った時から既に決まってるんですよ」
表情は互いにとてもにこやかなのだが、2人の間には火花が飛んでいた。
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