暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Aなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nacht Wahr〜
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インド――

――アイシクルアイヴィ――

私にはなのはのレストリクトロック、シグナムにはクロノのチェーンバインド、ヴィータにはアルフのフープバインド、シャマルにはすずかの氷製の茨、ザフィーラにはクロノのチェーンバインドにフェイトのリングバインドが掛けられた。

「全員動かないでもらおう。・・・見たところ、はやてとシュリエルリートは危険域に達しているようだ。身柄を預からせてもらう」

「ふっざけんな! 判ってんなら邪魔すんなよ! 闇の書がいつはやてのリンカーコアを喰うか判んねぇんだぞ! はやてを、あたしらを救う手段もねぇくせに、邪魔すんじゃねぇよ! なぁ、なにょは! フェイト、アリサ、すずか! お前ら、はやてのなんなんだよ! 友達じゃねぇのかよ! 頼むよ! もうちょっと、あとちょっとで、はやてを救えそうなんだよ!」

「「ヴィータちゃん・・」」「「ヴィータ・・」」

ヴィータの悲痛な叫びになのは達が本当に辛そうに顔を歪ませた。クロノもまた僅かに顔を曇らせたが「なら話してくれ。君たちはどうやって闇の書を救うんだ? 本当に世界を犠牲にしないのか?」それでも気丈に管理局員として問うてきた。なのは達が何も言わないことで、ヴィータの表情は睨みだけで人を殺せそうなほどの憎悪一色へと変わった。そして「悪魔め・・・!」そう一言。

「「「「「っ!!」」」」」

剥き出しの敵意を受けたなのは達がヨロヨロと後退した。クロノが「それでも僕たちは、次元世界を守らなければならないんだ」と呻くように返した。様子見はここまでだな。

――捕縛断ち(バインドブレイク)――

「「「「「「っ!」」」」」」

俺を含めヴィータ達を拘束している全てのバインドを破壊した。驚きに目を見開いているなのは達に向け間髪入れずに「マカティエル、ジャッジメント!」閃光系魔力で創られた魔力槍50基を頭上から一斉射出。

――舞い降るは(コード)汝の煌閃(マカティエル)――

あらゆる角度から打ち込んで、なのは達の体を柵状にしたマカティエルで拘束する。自由になったヴィータが真っ先に変身して「もう邪魔すんじゃねぇよ!」“グラーフアイゼン”をなのは達に突き付けた。

「あの、私たちは必ず被害を出さずに闇の書を、はやてちゃんを救います! ですからあと少しだけ、少しだけでいいの! 猶予をちょうだい!」

シャマルも騎士甲冑姿へと変身。

「頼む。もうしばらくでいいのだ。我らに時間を与えてほしい」

シグナムもまた騎士甲冑姿へと変身し、“レヴァンティン”を鞘に収めた状態で起動。

「それでもなお邪魔をするというのであれば・・・!」

――狼王の鋼鎧――

ザフィーラも騎士甲冑姿へと変身し、全身に魔力付加して攻撃力と防御力を上げる強化魔法
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