暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Aなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nacht Wahr〜
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し始めた。その間に私たちは、「すごい汗・・!」シュリエルさんの看病?だ。まずはシュリエルさんを横に寝かせるためにソファへザフィーラさんに運んでもらって、それからお湯で濡らしたタオルをお願いする。

「あ、もしもし、ルシル? フェイトです! 今――」

フェイトちゃんの方もルシル君と連絡が取れたみたいだ。シュリエルさんは“闇の書”の管制プログラムさんだから、病院に運ぶのはきっとダメ。だから今はルシル君に頼るしかない。
ザフィーラさんが持って来てくれたお湯の張った洗面器とタオルを受け取った私は、「ちょっと失礼します」シュリエルさんのおでこの汗を拭うために濡れタオルを持って行こうとした時、「あぐっ!? く、来るな・・・!」シュリエルさんから強力な魔力が放出されたことで視界が真っ黒に染まって、遅れて襲ってきた衝撃波で「きゃぁぁぁ!?」私たちは大きく弾き飛ばされちゃった。

「いたた・・・。っ、みんな、大丈夫!?」

体を起こしてみんなに声を掛ける。今の衝撃波で室内がメチャクチャで、壁にもたれるように座るアリサちゃんからは「なんとかー」、横倒しになってるソファに干されてるようなすずかちゃんからは「大丈夫だよ」、床に仰向けで倒れてるアリシアちゃんからは「いったぁ〜い、お尻打った〜。というか、フェイト、おも〜い!」、アリシアちゃんの上にうつ伏せで倒れてるフェイトちゃんからは「えっ? 私そんなに重くないよね!?」ショックを隠し切れない悲鳴が。

「あれ? シュリエルさんとザフィーラさんが居ない・・・?」

リビングのどこにも姿の見えない2人。つまりこれって「シュリエルとザフィーラが逃げた・・・!」と言うことに。

「ルシルとの電話も切れちゃってる!・・・しかも電源まで!」

「ああもう! 少しは人の話を聴けってぇのよ、アイツら!」

アリサちゃんがついにプッツンした。それを「まあまあ」すずかちゃんが落ち着かせようと頑張る。とにかく今は「クロノ君に連絡を!」ということで。早速クロノ君に通信を入れる。モニターが展開されて、そこにクロノ君が映し出される。

「ごめん、クロノ! 逃げられた!」

『ああ、こちらでも確認した』

「私たちはこれからどうすればいいの、クロノ」

『決まっている。追ってくれ。僕とアルフもそちらに向かう。後ほど現場にて合流しよう!』

クロノ君の指示に頷いて応えた後、「あの、シャルちゃんは・・・?」そう訊いてみる。するとクロノ君は『彼女はまだ帰らない。僕たちで何とかするしかないだろう』って答えた。シャルちゃん、何かあったのかな。“キルシュブリューテ”の修理に苦労しているのかも。

「了解。それじゃあなのは、アリサ、すずか。私たちも行こう。アリシアは帰った方が良いと思う。たぶんここからはきっと・・
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