暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Aなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nacht Wahr〜
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祖であるオーディンもかつては闇の書の主として守護騎士を従えて、時代を越えて今度は将として守護騎士を従えていたってこと・・・?』
『そうなるな。主であるはやては足が不自由で、そのうえ魔導師でも騎士でもなかったからそうなったとも言えるが』
アリシアちゃんとクロノ君のやり取りを携帯電話のモニターに表示されっぱなしの画像を眺めながら聞いて、そして『はやてちゃんも逮捕しちゃうの?』クロノ君にそう訊ねた。せっかく友達になれたのに。こんな形でお別れなんてしたくない。
チラッとフェイトちゃんを見る。と、フェイトちゃんと目が合った。フェイトちゃんもかつてはお母さんの為に罪を犯したけど、無罪となって今はこうして一緒に過ごすことが出来てる。でもはやてちゃんやルシル君、ヴィータちゃん達は・・・。
『もし本当に闇の書を破壊せずに済み、主や守護騎士たちが無事に残れた場合、これまでの彼女たちの功績を鑑みれば、明確な罪に問われずに保護観察処分になるだろう。しかし。管理局員であるフェイトやその使い魔のアルフ、民間人であるなのは達への傷害の件があるからな』
『じゃ、じゃあ被害届を出さなかったらはやてちゃん達は・・・』
『確実とは言えないが、これまで通りの生活が出来るだろう』
それを聴いた私は『アリサちゃん、すずかちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん。私・・・』そう言って立ち止まる。遅れてフェイトちゃん達も立ち止まって私へ振り返った。
『あたしは出すつもりはないわよ』
『私もー。はやてちゃん達の事を責めたくないし』
『私も、被害届は出さないよ。私だってはやてやシグナム達、ルシルの今の生活を壊したくないから』
『・・・みんながそうならわたしも出っさな〜いっと』
みんなもはやてちゃん達の今を壊したくないって思ってくれている。これならはやてちゃん達の説得も難しくないかもしれない。
『にしても。ルシルって結構謎よね。魔法を扱える騎士っていうことは異世界人でしょ? なんのために地球に来て、どうやってはやてと会って、今のように一緒に暮らすことになったわけ?』
アリサちゃんのそんな疑問に私たちは一斉に黙り込んだ。確かにそうだ。地球に訪れた理由が解らない。クロノ君は『やはりルシリオンからは話を聴く必要があるな。とにかく。第一目標は八神はやて。そして八神ルシリオンだ』って言った。
『もちろん戦闘しないことに越したことはない。だから君たちだけで向かってもらい、話し合いが出来るようセッティングしてほしい』
?―?―?回想終わりです?―?―?
そういうわけで、私たちははやてちゃんのお家へとやって来た。クロノ君とアルフさん、リンディさんはハラオウン家でモニターしていて、シャルちゃんは未だに管理局から戻って来ていない。シャル
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