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ドリトル先生と京都の狐
第六幕その五
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に」
「どうも京都の狐さん達は東京が嫌いみたいだね」
「そうだね」
 トミーは王子の言葉に応えました、三人の口調からこのことを察したのです。
「どうもね」
「あちらは」
「東京が好きな京都の者はおらん」
 長老はこのことをはっきりと認めました、その通りだというのです。
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