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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
恋敵
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「どうしたんだい。顔を真っ青にして?」
「問題ない。」
そうだ、問題ない。ここは違う世界、違う次元、他に吸血鬼がいても不思議では無い。そうだ偶然だ。
「もう一度聞くが、」
パキ、パキ
氷の割れる音が響く、俺は凍らしたバトラーの眷獣を見る。
眷獣を覆っていた氷は徐々に溶け始め、眷獣は動き出す。遂には完全に氷を吹き飛ばし自由を手に入れる。
「君の目的は何だ?」
「お前に話す必要性は無い。」
キッパリと言う。コイツが何者なのか分からない以上、話す必要は無いし教える必要もない。
「ある程度の情報は入ってるんだが、この世界に来る程かな?」
情報?
情報が入っている。誰かがこの吸血鬼に情報を与え何か企んでいる。一体誰が?
「イマジンブレイカー」
「!?」
イマジンブレイカーを知っている?
イマジンブレイカー
この世界には存在しない異物、いや、存在してはいけない異物
それを知っている。違う世界の異物を、俺も実際に見た事はない。右腕に触れた物なら異能の力ならどんな物でも
打ち消し破壊する。このイマジンシャドウの元となったオリジナル
「お前、イマジンブレイカーを知っているのか」
「知ってるよ。僕の恋人と何時もベタベタしてるからね、新たな恋敵」
言っている意味は分からないが奴はイマジンブレイカーを知っている。なら話は早い、要するにコイツを倒せば
「なら話は早い、その恋敵の居場所を教えて貰おうか?」
「だから、さっきから言ってるだろ僕を倒せれば教えてあげるて。」
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