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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
吸血鬼

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「その眷獣だけだったら勝利はついていたたろうね。」
「まだ、何かあるのか?」
俺はイマジンシャドウのゲージを確認する。
イマジンシャドウ、その能力は敵の超能力、魔術を吸収し自分の力する。だか、それには弱点がある。
時間があるのだ、一回の戦闘に約10分
それ以上使うとオーバーホールし、ウサミミに直してもらわない限り使い物にならない。
残り時間、6分
まだ時間はある。奴に秘策があるとしてもまだ余裕がある、それにイマジンシャドウはサイエンスグローブ
マジックグローブの2つ存在する。これを使い分ければ時間は15分になる。
「その手袋、見た所、2つあるみたいだね。そして手袋を変えれば能力も変わる。」
「それがどうかしたか?」
「いや、面白い手袋だね。それも異世界の科学力あっての力だろ?」
コイツ、やはり気付いている。俺が異世界からやって来た、来訪者という事を
でも、何故?
俺がこの世界に送られた事を知っているのはウサミミとあの馬鹿しかいない。それなのに情報が漏れている?
それに妙だ。何故、あのバトラーと言う青年はここに俺がいる事が分かっているのか、いや分かっていたのか
「お前、何者だ?」
「君がそれを聞いてくるとは意外だね。」
バトラーはクスクスと笑い、話す。
「僕は只の吸血鬼、それだけだ。」
「きゅ、吸血鬼?」
何故、吸血鬼がここに?
確かに殺した筈なのに?
まさか生き残り?
いや、落ち着け!
「バーン!」
俺は左手で頬を殴る。落ち着け冷静になれ、ここは俺の居た世界とは違う世界
この世界に存在する生き物かもしれない。だから違う、あの吸血鬼とは、

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