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彷徨った果てに
第三章
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ポリのスパゲティも食べてきた。しかしだったのだ。
 二人で食べるそれはだ。一人で食べるものよりもだった。
「美味しいな」
「いつも以上になのね」
「ああ、美味い」
 まさにそうだというのだ。
「スパゲティは大好きだけれどな」
「けれど一人で食べるより」
「二人だ」
 また言う彼だった。微笑みながらだ。

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