第174話 『宝狩』
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も大変だなぁ。」
観客席でも同じ事だった。
しばらくして地鳴りが治まり、ドムス・フラウの会場には灰色の高くて分厚い塀で区切られた森林、砂漠、街、雪原の4つの舞台が出来上がっていた。
チャ「な・・何と言う事だぁぁぁっ!会場に4つの舞台があっという間に出来上がってしまったぁぁぁぁぁっ!!」
チャパティ・ローラやヤジマ、ラハールやルーシィ達、観客達も驚いているが、一番驚いているのは『宝狩』の24人の出場者達だ。それぞれ2人3組の2人が4つの舞台に分けられていたのだ。自分達は最初の場所から1歩も動いていないというのに・・・
ちなみにナツとウェンディは森林の舞台、マヤとトーヤは街の舞台にいた。
そして、出場者1人1人の耳にはピンマイクが装着されていた。
ハル「ど・・どうなってんだ・・・?」
カ「1歩も動いていないのに・・・」
リ「このピンマイクは何だ?」
すると、4つの舞台事に映像魔水晶が現れ、マトー君が映し出された。
マト「驚きましたかカボ?この4つの舞台内にはこの宝が40個隠されているカボ。」
映像に映っているマトー君の白い手袋をした右手にはフィオーレ王国の国章が刻まれた金色の球体。これが宝だ。
マト「宝を探す方達はこの4つの舞台内を行き来して、宝を探してもらうカボ。この宝1個に付き、1ポイント。40個の宝全て見つかったらこの競技は終了カボ。宝の数のポイント数を加える事が出来るカボ〜♪」
マトー君は嬉しそうに言う。だが、表情は一切変わらない。
マト「ちなみに、相手に魔法で一撃を与えると宝を1つその相手から奪う事が出来るカボ。」
少し声色を変えてマトー君が言う。
マト「そして、指示する方達は・・・」
そう言うと、マトー君はまた白い手袋をした指をパチン!と鳴らした。すると、赤いホログラムのくじを引いた各ギルドの指示する側の魔道士の体が赤く光りだした、と思うと、すぐにその場から瞬間移動をして、4つの舞台の真上に浮かび上がった巨大な赤い魔法陣の上に飛んで行ってしまった。もちろん、ウェンディとマヤもだ。
ナ「ウェンディーーー!」
ト「マヤさん!」
巨大な赤い魔法陣の上にはウェンディとマヤを含めた12人の魔道士とマトー君が集結していた。
マト「皆さんにはここから下にいる相棒に指示をしてもらうカボ。」
ちなみにこのマトー君の声は下にいる12人の魔道士達にも、それ以外の魔道士達や観客達にも聞こえている。
イ「指示って・・・」
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