第174話 『宝狩』
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『浮上板』のリベンジのつもりで行くぞっ!」
走り出そうとするジェニックの襟首をリートが掴む。
リー「おいジェニック、リベンジなら俺も出場する権利があるぞ。勝手に行こうとするな。」
アナ「もぉ!リベンジなら私も出場権利がある事忘れないでよっ!」
ジェニ「俺は1日目の競技パート以来、一度も出てねぇんだぞ。だから俺が行くっ!」
リー「それだったら俺も2日目の競技パート以来一度も出てねぇよ!」
アナ「私も昨日のバトルパート以来出てないわよ!」
ジェニ「俺だ!」
リー「俺だっての!」
アナ「私よ!」
ジェニックとリートとアナは睨み合う。
ヒリ「ちょ・・ちょっと皆・・・」
ヒリアは困ったように3人を遠ざけようとする。すると、ヒリアの白いバルーンカットソーの裾をラムが引っ張る。
ヒリ「何ラム?」
ラム「僕とヒリアで行こう。」
ラム以外「えっ?」
映像が切り替わり、
チャ「気楽な禿鷹からは、ヒリア・フーガベース&ラム・ビディンガン!!」
会場のど真ん中には、大魔闘演舞3日目の競技パート『宝狩』に出場するナツとウェンディ、マヤとトーヤ、ハルトとイレーネ、ヒビキとジェニー、セインとシプ、ジュラとリオン、ハマナスとツツジ、オーガンスとコネティ、ロッカーとイエーガ、ウララとアチュール、カオリとアンナ、ヒリアとラムが集結した。
ト「す・・すごい、数でやる競技なんですね。」
『宝狩』はナツ達4人を含めた24人で行う競技なのだ。
マ「去年の大魔闘演舞も、こうゆう競技があったの?」
ナ「いや、確か無かったはずだ。」
ウェ「(ナツさんが去年の事を覚えていた!)」
ナツの記憶力にウェンディは心の中で驚嘆の声を上げた。すると、石造りの観客席の下にある出入り口から大魔闘演舞のマスコットキャラクター、マトー君がちょこちょこと歩いて来た。マトー君は『宝狩』の出場者達の前で立ち止まると、
マト「では、大魔闘演舞3日目の競技パート、『宝狩』のルール説明を行いますカボ。えー、まず初めに、各ギルドこのくじを引くカボ。」
どこから取り出したのか、2日目の競技パート、『登塔』の時と似た感じの箱にくじが2つしか入っていない箱を各ギルドのメンバーに引かせる。
くじを引くと、1本のくじは青いホログラム、もう1本のくじには赤いホログラムが浮かび上がった。
ちなみにナツとトーヤは青、ウェンディとマヤは赤のホログラムだ。
ヒ「引いたけど・・・」
ジェ「これは何なの?」
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