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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
消えたイマジンブレイカー

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「ウサミミ聞こえるか?」
信託は超小型無線機を手に持ち、ウサミミを呼ぶ。
「何だ、一体?」
超小型無線機の音から何やらクチャクチャ聞こえる。多分、ケーキでも食べながら返事をしたのだろう。
女の子なのにはしたない。心の中で呟き、続ける。
「急にレーダーからイマジンブレイカーが消えた。どうなっている?」
さっきまで携帯端末に映っていた筈のイマジンブレイカー
だか、急にレーダーから存在を隠し消えた。
「なに?」
ウサミミもレーダーを見て確認したのだろう、その声は驚きのそれだった。
「レーダーの故障じゃないのか?」
レーダーに映っていた、イマジンブレイカーが消える。隠れた?としてもレーダーから逃れる事は出来ない
なら考えられる理由はレーダーの故障、それしか言い様が無い。
「私の作ったレーダーが壊れる訳ないだろ!」
それもそうだ。ウサミミが作る発明品はどれも度を超えている、そんなウサミミがレーダーを作る時、なにかミスを
したとは考えられない。ならなんなのか?
疑問だけが膨らむ、
「やはりここに居たか、」
「!?」
俺は振り返り、見る。
そこには、最凶の吸血鬼が立っていた。奇妙な笑い、それは悪魔のような、
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