暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 力ある者
旧校舎のディアボロス
新たな家族増えてました☆
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「……なぜ花楓がここにいる?」

突然の妹の襲撃から一分後、高校に行っているイッセー、龍巳、白音以外がリビングにいる。

「えっ……と、追いかけたら、ここに来ちゃった♪」

「……ンな訳ないだろう!まさかと思うが、お前……」

「ん?うん、話したよ。花楓とお兄ちゃんが転生者のこと」

「……」

「でもね、イッセーくんには話してないの。みんなに止められて」

てへっ!とウインクをしてくる花楓。

「え〜とね……龍介。私も訊いたとき、全然信じられなかったのよ。でもね……花楓があるものを見せてくれて、それで家族になってもらったのよ」

「……何を見せたんだ?」

「うん、見せるね。メシア、フィニア」

花楓が言うと、その時!

カァッ!!!

突然、花楓が光り輝きだした。

光が収まると、花楓の胸部に白銀のプレートアーマー、背中に黄金の翼が出ていた。

『……初めまして、私は『永遠の命を与える龍(エターナル・ライフ・ドラゴン)』のメサイアです。メシアでもいいですよ』

白銀のプレートアーマーの宝玉から女性の声がする。

『……ぼ、僕は、『具現創造龍(インバディ・クリエイション・ドラゴン)』のフィニアです。よ、よろしくお願いします』

今度は、黄金の翼から幼い少女の声がした。

……って、僕っ娘かよっ!

「そういうことか。…あいつも無茶ばかりしやがるな。二つも神器を付けやがって」

「ううん、それだけじゃないよ?」

まだ何か付けたのか?あのチビ神!!

「この左目なの」

サラッ――。

髪がかかり、確認できなかった左目を見せる。

「……っ」

俺は言葉を失っていた。

「お兄ちゃんも知っていると思うけど、精霊『時崎(ときさき)狂三(くるみ)』と同じ目なの。他にも、三人の精霊の力を使えるよ。体力に問題あるけどね。もう一つあった。『草薙(くさなぎ) 護堂(ごどう)』の権能『東方の軍神』も使えるよ」

「本当、驚いわよ。まぁ、龍介が桁外れな理由がわかったけどね」

うぅ、まだ知られるつもりはなかったんだが…こうなれば、全部告白するか。

「そうか。まぁ、俺も人外並み『以上でしょ?』……黒歌、後でお仕置き。……んんっ!!ということだ。はっきり言うと、全ての異能や能力を持ってるって訳だな。……結構便利なんだが?」

十五年前が懐かしい。あのチビ神、元気してるんだろう。

「神器も一つ持っている。まぁ、武器の創造と具現化。あと、譲渡だな」

「……お兄ちゃん、禁手(バランス・ブレイカー)って、どうすればなれるの?」

「ん?そのことは…またの機会に話す。……腹が空いたな。遅いが昼でも食うか」

ガタッ。


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