合宿編
十三話
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たい事があるからな。相手をしてやってくれ」
「むぅ。必殺が見れんし……ま、いいか」
「やたっ! じゃあ向こうでやりましょー!」
「へいへい、了解しやした」
早くー、と促すリオに引っ張られ、アレクもこの場を離れて行った。
ノーヴェは姿が見えなくなるまで見送ると、ポケットからジェットエッジを取り出し明日のチーム表を映す出した。
「今のうちに決めちまうか」
先ず一番高ランクのなのはとフェイトを分け、ティアナとエリオをそれぞれ対抗する形で置く。続いてルーテシアとキャロ、自分とスバルを割り振る。
青組になのは、エリオ、ルーテシア、スバル。赤組にフェイト、ティアナ、キャロ、ノーヴェと此処までは良い。元より決まっていたようなものだ。
だが、問題は此処からだ。
ヴィヴィオの事はよく知っているのでいいが、コロナがデバイスを手に入れ、初参加が三人。どう振り分けるべきか。
普段の練習の出来合いから、リオとコロナを当たらせ、ヴィヴィオとアインハルトを当たらせる。そして、アレクは……どうするか考えものだ。
「お嬢と組ませると……何仕出かすか分かったもんじゃねーな」
思いこされるのは水遊びでの大惨事、その火付け人はルーテシアである。場合によっては、凄まじく荒れた泥仕合に発展しそうな気もする。
やはり此処はティアナの支配下に置いた方が良い、とアレクを赤組に置き対抗者にガリューを置く。
「……いや、ダメか」
割り当てた組で少し脳内でシュミレートしてみたが、結果予想は青組に傾いていた。
個々の戦力はある程度バランスがとれているが、これはチーム戦。それにガリューを振り当てるという事は、ある意味召喚士も相手にしているようなもの。加えてライフポイントをDSAA公式試合タグで管理するので色々勝手が違うだろうから、初参加のアレクには荷が重いだろう。
兎に角一戦目はその感覚を掴んでほしいので、チーム戦でもバランスを取れるようにしたい。なのでガリューを外し、フリードリヒを入れる事も却下。
とりあえず、六対七の形で総戦力でバランスを取れるように持って行く。
「……最初はこれでいってみるか」
入れ替えては戻しと繰り返し、何度もシュミレートを重ね、一応の納得いく振り分けが決まった。
◆ ◇ ◆
日が沈みかけた頃、トレーニングを行っていた大人組はなのはとフェイトを残して上がり、各々に時間を潰していた子供組も合流した。
だが飯時にはまだ早く汗を流そうということで、ルーテシアの天然温泉案内が始まった。
「で、行かんのかね?」
「行かないよ」
そんなルーテシアを見送った男二人は、並んで湯に浸かっていた。
男女湯の差は無く均等な作りというが、実の所はどうなのか。小悪魔は笑
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