嵐の戦乙女
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「いきなり誰が来たのかと思えば久しぶりね、リアス」
「ええ、お姉さまお久しぶりです」
「まあ立ち話もなんだから眷属の皆さんもかけてちょうだい」
いきなり私の政務室に転送で現れたのは妹のリアス・グレモリーとその眷属、初めて見る子もいるわね、それに新顔の2人からは面白い気を感じるは、男の子の方はドラゴン女の子の方は聖なる感じがする随分と面白い子を眷属にしたようね。
「カミツレです」
「ありがとう、ノーラ」
私の長年の友であり私のメイドをしてくれているノーラが紅茶を淹れてくれる。
「それでどうしたの?わざわざ眷属のほぼ全員を引き連れて、私の居城まで来るなんて、余程の事があったのは分かるけど」
「お姉さまに頼みたい事があって来たの」
「そう、まあ話を聞きましょうか」
そしてリアスは事の顛末を話し始める、リアスの話しが終わったのは三杯目の紅茶を飲み終えた時だったわ。
「要するにフェニックスのライザーと結婚したくないからレーティングゲームで決める事になったと」
「ええ、その通りよ」
「リアス、貴女バカでしょう」
私は思わず溜め息を吐く、この子は昔から後先考え無い事が多々あった、今回もその悪い癖が出た様ね。
「バ、バカって」
「事実でしょう、実際貴女はお父様達の目論見通りは勝ち目の薄い勝負をする事になった」
私の時と同じ手を使うなんてね、まあ私はレーティングゲームをする前に三行半を突き付けて家と絶縁しようとしてお父様が泣いて止めたから結婚の話は無くなったけど。
「で、如何して欲しいの?言っとくけど婚約の解消は出来ないわよ」
「分かってるわ、だから私達を強くして欲しいの」
「付け焼刃で倒せるほどフェニックスは甘くないわよ」
「分かってる、でも勝たないといけないの私の夢の為に」
「そう、眷属の皆も覚悟有と見て良いのかしら?」
私はリアスの眷属達の顔を見る、うんうん皆覚悟十分って顔ね。
「ノーラ、ヘルを呼んでちょうだい」
「畏まりました」
そう言ってノーラがヘルを呼びに部屋を出る。
「そう言えば自己紹介がまだだったわね、新顔の子を居るし事だし互いに自己紹介しないかしら?私の名はリーネ・グレモリ、リアスの姉なの宜しくね」
「兵藤一誠です、部長の兵士をやっています」
「アーシア・アルジェントです、僧侶をしています」
そう言って2人が自己紹介をしてくれる、丁度その時部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「ヘルです、入ります」
「ドルドナです、書類を持って来ました」
娘のヘルと宰相のドルドナが入って来る。
「御用ですか、お母様」
「ええ、貴女に妹のリアスとその眷属の皆さんを鍛えて欲しいの」
ドルドナから書類を受け取りながら説明する、ヘルはチラリとリアス達を見て口を開く。
「分かり
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